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今夜、列車は走る          |  
  
2004年 アルゼンチン    
  
<監督>ニコラス・トゥオッツォ 
<キャスト>ダリオ・グランディネッティ ,   メルセデス・モラーン 
  
<ストーリー> 
鉄道によって栄えたアルゼンチンのある町。しかし、採算が取れないために、廃線になることが決定した。鉄道で生活していた人たちは、わずかなお金で、自主退職を迫られ、仕事を失ってしまう。その中で、ただ一人、ブラウリオ(ウリセス・ドゥモント)だけは、退職を拒否して、会社と戦おうとするが・・・。
  
<感想> 
アルゼンチンの映画というと、まず、「ボンボン」。そして、「ウィスキー」もかな。こうして、数え上げられるほど、私が見た映画は少ないです。 
そのアルゼンチンの社会派映画を見ました。
  
90年代、アルゼンチンは、民営化の嵐が吹き荒れたそうです。 
日本でも、ありましたね〜、国鉄の民営化。当時は、日本でも大変だったのでしょう。
  
アルゼンチンでも、それに伴って、採算の合わない路線が、次々に廃線になり、なんと、鉄道員の90%が職を失ったそうです。 
そりゃ大変なわけですねーー。
  
映画は、5人の男たちの絶望と、とまどい、そして、将来への一筋の光を描いています。
  
それぞれがそれぞれの事情を抱えて、必死に生きていこうとします。 
お金もないし、仕事もなく、明るい話ではないのですが、 
シビアな中にも、ちょっと笑えるような所もあったり、やっぱりシビアだったり・・・。
  
ラストは、希望の光といえるのかどうなのかわかりませんが、 
若い力が、いい方向へと、動き出したようにも見えました。(2009,10,06)
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