権力に告ぐ |
2019年 韓国 (BLACK MONEY)
サスペンス
<監督>チョン・ジヨン
<キャスト>チョ・ジヌン, イ・ハニ , イ・ソンミン, カン・シニル, イ・ギョンヨン
<ストーリー>
ソウル地検のヤン検事(チョ・ジヌン)は、ある女性がセクハラを訴えて自殺したことで、停職を任じられる。身に覚えのないヤンは、捜査を始め、自殺した女性が大韓銀行売却事件に関わっていたことを突き止めるが・・・。
<感想>
実話を元にした作品だそうです。
IMF支援から脱却した直後、こんなことがあったのですか。
実際の金額は、多少違っているのかも知れませんが、それにしても、大銀行を格安で手に入れて、ぼろ儲けをするアメリカのファンド会社、そしてまた、それに便乗している韓国人がいるという、人心を逆なでするような話でした。
そんなことが、たった一本のファックスが原因だなんて、ちょっとあり得ないような気がしますが、まあ、色々あるのでしょう。
でも実際にこのようなことがあり、しかも、限りなく胡散臭いのに、未だに一人の逮捕者もいないということで、いったい韓国、どうなってるの?と思いました。
これでは、人民が、検察とか、警察とか、権力とかに拒否反応を示すのも分かりますね。
正当なことをしようとする人が失脚したり、この人こそはと思っていた人が裏切ったり、全ては金・金・金で、動く世の中ってことでしょうか。
未解決事件なので、最後は、うやむやでした(^_^;。
韓国の人達は、彼のようなヒーローを待ち望んでいるんでしょうね。
主演はよく見るチョ・ジヌン。笑いをまとわせつつも、やるときゃやります!
敏腕女性弁護士役はイ・ハニ。先日見た「エクストリーム・ジョブ」の彼女とは全く違って、終始かっこいいです。(2021,04,19)
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