紙の月          |  
  
2014年 日本 
犯罪・ミステリー   
  
<監督>吉田大八 
<キャスト>
宮沢りえ	,  	池松壮亮	,  	小林聡美	,  	田辺誠一	,  	石橋蓮司	
  
<ストーリー> 
夫(田辺誠一)と二人暮らしの梅澤梨花(宮沢りえ)は、銀行の契約社員として働いていた。そんなある時、得意先の孫、平林光太(池松壮亮)と親密な関係になる・・・。
  
<感想> 
生活に疲れた女子行員が銀行の金を横領する話です。
  
外回りの銀行員の仕事、あんな感じなんだろうなと思いました。 
会社ではなく、個人の家を回る仕事をするのだから、色々なことがありそうです。
  
家庭では、夫と二人の生活。 
子供がいないので、時間的な余裕はありそうですが、それだけ夫婦の時間が濃密になり、ちょっとした心の行き違いも、比重が重くなりそうです。
  
とはいえ、あんなに簡単に不倫に走るとは・・・(^_^;。 
そして、あんなに安易に、他人の金を我が物にしてしまうとは・・・。 
このあたりが、もし自分ならと置き換えると、絶対にありそうにないことなので、途中からは、かえって安心して?気軽に見ることが出来ました。 
その後の彼女の態度も強気で、びっくり。 
どこにそんな強い気持ちがあったのか・・・それは、彼女の子ども時代に、遠因しているようでした。 
三つ子の魂百までってことですかね。
  
終始ドキドキしてしまうような作品で、
なんだかとても、身近であり、また、とんでもなく離れたことのようにも感じる作品でした。
  
主演の宮沢りえが、力演です。 
彼女は、薄幸だけれど、芯の通った役が、よく似合います。(2016,01,06)
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