さらば、ベルリン         |  
  
2006年 アメリカ ミステリー・スリラー    
  
<監督>スティーヴン・ソダーバーグ 
<キャスト>ジョージ・クルーニー ,   ケイト・ブランシェット ,   トビー・マグワイア ,  ボー・ブリッジス  
  
<ストーリー> 
1945年、ベルリン。ポツダム会談の取材のために、ベルリンを訪れたアメリカの従軍記者ジェイク・ゲイスメール(ジョージ・クルーニー)は、かつて愛したレーナ(ケイト・ブランシェット)と再会する。しかし、レーナは、娼婦で、ジェイクの運転手役のタリー伍長(トビー・マグワイア)の恋人になっていた。思いがけない再会に、驚くジェイク。しかし、さらにタリーが死体となって発見されるという事件が起こる・・・。
  
<感想> 
公開されたのさえ知らない映画で、しかも、キャストが豪華!ということで、楽しみにして見た映画でしたが、どうにもこうにも、ストーリーが見えてこず、途中まで、なんだかさっぱり分からない映画でした。さすがにラストには、あぁ、そうだったのかと分かりはするのですが、それでスッキリとするわけでもなかった映画です。
  
画面は、モノクロで、この映画の時代、1945年頃の雰囲気を再現していて、それがいい・・・と言いたいところだったのですが、カラーでない分、面白味がさらに低下してしまったという、私にとっては、映画をつまらなくする効果になってしまいました。
  
それにしても、どうしてこんなにストーリーが分かりにくく、入り込みにくいのでしょう。 
普通に映画を見ていたら、そんなことは、まずないので、これは、この映画の脚本が悪いとしか言いようがないです。それを分からずに映画を完成させてしまった制作陣は、いったい何を考えていたのやら。自分たちで、自分たちの映画に酔ってしまったのでしょうか。
  
タリー役のトビー・マグワイアは、一見まじめな好青年ですが、実は・・・という役どころですが、性格付けがイマイチでした。 
主演のジョージ・クルーニーも、説得力に欠けました。 
ただひとりケイト・ブランシェットだけは、よかったです。ミステリアスな雰囲気がよく似合っていて、見とれてしまいました。(2008,10,24)
 |   
 | 
 |