人生、ブラボー！　　　　　　 ２０１１年　カナダ　（STARBUCK） コメディー　　　 ＜監督＞ケン・スコット ＜キャスト＞ パトリック・ユアール , アントワーヌ・ベルトラン ＜ストーリー＞ 父の店で働く中年の独身男、ダヴィッド（パトリック・ユアール）は、何をやってもダメダメの上、借金取りに追われる生活をしていた。そんなある日、彼の精子によって、５３３人の子供が生まれ、１４２人から裁判を起こされていることを知る・・・。 ＜感想＞ 精子バンクにまつわるコメディーです。 なんかこの話、記憶にあるなぁと思ったら、公開の２年後、アメリカでヴィンス・ヴォーン主演でリメイク作が公開されていました。日本では未公開でしたが・・・。 主人公のダヴィッドは、親兄弟からも、日々ダメ出しをされているようなダメダメ中年男。 そんな彼は、若い頃からダメダメで、小遣い稼ぎで、せっせと精子を提供していたという情けなさ(^_^;。 そして、２０数年後、なんと彼の精子によって、５００人以上の子供が生まれていた・・・という話です。 精子バンクに基準はないんかい！？と、突っ込みを入れたくなる展開です(T_T)。 こんなダメ男の精子・・・ゾッとしませんが、見ている内に、実は、彼が、本当は、優しくて、いい奴だったんだと分かってきます。 父性の発現と進歩って感じでしょうか(^_^)。 そして、その後、どんどんハートウォーミングなストーリーになっていって、ラストは、たくさんのハッピーに囲まれます。 カナダ映画なので、知っている俳優は一人も登場しませんが、とても面白かったです。 主人公を演じるパトリック・ユアールのダメっぷりも見物（みもの）です(^_^) (2015,09,26)