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ザ・ドア 交差する世界 |
2009年 ドイツ (THE DOOR)
ミステリー・SF
<監督>アノ・サオル
<キャスト>マッツ・ミケルセン , ジェシカ・シュヴァルツ
<ストーリー>
自分の不注意で娘を事故で亡くしてしまったダビッド(マッツ・ミケルセン)は、その後の五年間を自暴自棄に生きていた。しかしある日、不思議なドアを見つけて開けて見ると、そこは、五年前の世界につながっていた・・・。
<感想>
もしあの時、ああしていれば・・・。
そんな思いに囚われる人は、たくさんいるはずです。
私も、何度そんなことを思ったことか・・・(^_^;。
この映画は、そんな願いを叶える事の出来た男の物語です。
不思議なドアをくぐれば、過去の世界が広がっていて、自分の過ちを正すことが出来る・・・。
なんて、夢のような話でしょう。
でも、そこには、ある事実が待ち受けていたのです・・・。
過去と未来を行き来する話に付きものの矛盾を、この作品は、独自の視点で、解決していて、なんだか違和感大ありでした。
でも、時空間の移動=タイムトラベルではなく、パラレルワールドな世界だということならば、納得出来そうでした。
ただ、新鮮だけど、とても生臭くて、不穏な物語になりました。
そして結局は、この世界は、破綻してしまうでしょうね。
だって、こんなドアがあったら、未来の世界が、空っぽになりかねないですもんねーーー(^_^;。
自分だけがその恩恵にあずかれるなら、いいんだけど、そうは問屋が卸さないのが、世の常ですから。
やはり人間は、過ちを犯して、後悔をし続けて生きていくしかないって事でしょうね。(2014,09,05)
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