ジェリーフィッシュ　　　　　　 ２００７年　イスラエル・フランス　（JELLYFISH） ＜監督＞ エトガー・ケレット, シーラ・ゲフェン ＜キャスト＞ サラ・アドラー, ニコール・レイドマン ＜ストーリー＞ イスラエル。結婚式場で働くパティア（サラ・アドラー）は、恋人と別れたばかり。その式場で、式を挙げたケレン（ノア・クノラー）とマイケル（ゲラ・サンドラー）だが、式の最中にケレンが骨折して、楽しみにしていた新婚旅行に、行かれなくなる。また、介護士のジョイ（マネニータ・デ・ラトーレ）は、舞台女優に母親の介護を依頼される・・・。 ＜感想＞ 2007年のカンヌ国際映画祭で新人監督賞（カメラドール）を受賞した作品です。 ”ストーリー”に書いた３組の男女の身の上に起こった小さな不幸と、ささやかな幸せを、優しいタッチで、描いています。 ちょっとした偶然とか、巡り合わせとか、不思議な出来事とか、 普段の日常生活でも、ありそうで、なさそうな、そんな事の積み重ねの日常が、淡々と進んでゆきます。 題名の「ジェリーフィッシュ」は、”クラゲ”。 クラゲのように、時代や、社会に翻弄されながらも、少しでも、幸せになろうと、漂っている人々を表しているのでしょうか。 映画そのものは、クスッと笑えるところは、あるものの、３つの話が重なるところもわずかで、 見終わって、心に残る映画、というわけでもありませんでした。 カンヌ受賞作だからね〜、もともとが、苦手なジャンルなわけです(^^;。 イスラエルの映画で、カンヌで受賞した新人監督作を見たいという人はどうぞ(^^)。(2011,06,23)