ジョナサン ふたつの顔の男          |  
  
2018年 アメリカ (JONATHAN) 
SF      
  
<監督>ビル・オリヴァー  
<キャスト>アンセル・エルゴート,  スーキー・ウォーターハウス,   パトリシア・クラークソン,  マット・ボマー
  
<ストーリー> 
ジョナサン(アンセル・エルゴート)には、ある秘密があった。それは、彼の身体に、二つの人格が共存していること。彼らを尊重しながら、平穏な生活を送っていたが、ある日、事態が変化した・・・。
  
<感想> 
身体の中に別の人格が共存している状態・・・いわゆる多重人格者の話です。 
ジョナサンは、ある装置を体内に装着することによって、二つの人格の生活を送ることが出来るようになっていたが・・・というSFです。
  
今まであった多くの多重人格の話では、人格を”統合”する事がメインでしたが、今作では、二つの人格をうまく調整して、一人で二人分の人生を生きる事が出来る!という、夢のような話でした。 
色々制約はあるし、なかなか大変そうでしたが、その機能がうまくいっている間は、問題なさそうでしたが・・・。
  
”一人で二人”という特異な状況が及ぼす影響が色々あって、その点は、面白かったです。 
でも、全体に淡泊なイメージの作品で、盛り上がりに欠けました。
  
主演は、「ベイビー・ドライバー」のアンセル・エルゴート。 
童顔で、優しい雰囲気の彼ですが、今回は、あまり笑顔はありませんでした。 
性格の違う二人分の演技をするのですが、その演じ分けが、ちょっと薄くて、もっとメリハリを付けた方が良かったかも。 
ラストは、切なかったです。(2020,11,28)
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