ジャガーノート |
1974年 イギリス アクション・スリラー
<監督>リチャード・レスター
<キャスト>リチャード・ハリス , オマー・シャリフ , アンソニー・ホプキンス , イアン・ホルム ,
<ストーリー>
豪華客船ブリタニック号が暴風雨の中、北大西洋の真ん中あたりにさしかかった時、ジャガーノートと名乗る男から脅迫電話がかかる。ブリタニック号に時限爆弾を仕掛けたというのだ。要求金額は、50万ポンド。警察は、犯人逮捕に奔走する一方、ブリタニック号に爆弾処理班をパラシュートで送り込んだ・・・。
<感想>
いろいろな映画の元になったサスペンス映画だと、大いに勧められたので見てみました。
30年以上前の古い映画なのですが、映像的には、思っていたほど古さは感じませんでした。
1200人の命を人質にした犯人。
海は、荒れ、救命ボートで、客を逃がすことも出来ないという絶体絶命の危機的状況。
そんな荒天の中、パラシュートで、爆弾処理班を船に送り込むのですから、ここからもう、見ながら力が入ってしまいます。
そしていよいよ爆弾処理。これが、この映画の”肝”です。
犯人がどんな仕掛けを施したのか分からないので、ネジ一つゆるめるのも、命がけ。一か八かの勝負です。そのための補助要員まで用意していて、自分の命をなげうってでも、多くの人を助けたいという、彼の使命感に頭が下がる思いでした。
今なら、いろいろな防御をして臨むところなのでしょうけど、この時代は、防御服もなく、生身のまま、爆弾処理に挑みます。
そして、ラストは、赤か青か・・・!?信じるか信じないか?!犯人との1対1の大勝負。
なるほど、いろいろな映画の元になっただけはある、緊迫感が持続するサスペンスの名作でした。
キャストも豪華でした。
爆弾処理のスペシャリストをリチャード・ハリス。真剣勝負の間にも、いたずら小僧っぽいところが出るのが、この人らしい(^^)。ブリタニック号の船長は、濃い〜いオマー・シャリフ。こんなに濃い船長は、初めて見ました!(^^)。そして、なんと、34年前のアンソニー・ホプキンス。痩せていて、最初は、分かりませんでしたーーー(^^;。
余談ですが、私は勝手に、ジャガーノートって、犯人の計画を書き示したノートのことかと思い込んでいたのですが、”巨大な破壊力”という意味の英単語だったんですねーーー、またひとつ勉強してしまいました(^^)。(2008,03,27)
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