ジュリエッタ　　　　　　 ２０１６年　スペイン　（JULIETA） ミステリー・ロマンス　　　 ＜監督＞ペドロ・アルモドバル ＜キャスト＞ エマ・スアレス , アドリアーナ・ウガルテ , ダリオ・グランディネッティ , ロッシ・デ・パルマ ＜ストーリー＞ スペイン・マドリードに住むジュリエッタ（エマ・スアレス）は、恋人とポルトガルに住むことに決めていたが、ある日、失踪している娘アンティアの消息を知り、娘との再会を望むようになる・・・。 ＜感想＞ 悲しい話でした。 最初は、何がジュリエッタに起こったのか分からなかったのですが、徐々に、その謎が語られてゆきます。 そして分かったある出来事。あまりにも、つらい仕打ちに、唖然としましたが、肉親だからこその葛藤があったのだろうと推測します。でも、それにしても、ひどいわ・・・(T_T)。 親友が語る娘の姿にも、暗澹たる思いがしました。 でも、自分が母になることで親の気持ちが分かるって、よくいうことですから、それを踏襲しているってことなのでしょう。 ラストに、かすかな光が見えたのが救いでした。 若い頃のジュリエッタを演じたアドリアーナ・ウガルテが、とてもキュートで、魅力的です。 監督はペドロ・アルモドバル。 昔、何も考えずに見た彼の作品を、また改めて見たくなりました。(2018,01,08)