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ザ・キッチン      


2019年 アメリカ (THE KITCHEN)
アクション・犯罪   

<監督>アンドレア・バーロフ
<キャスト>メリッサ・マッカーシー, ティファニー・ハディッシュ , ドーナル・グリーソン, コモン, アナベラ・シオラ

<ストーリー>
1978年、ニューヨークの犯罪多発地区ヘルズキッチンで暮らす3人の女、キャシー(メリッサ・マッカーシー)、ルビー(ティファニー・ハディッシュ)、クレア(エリザベス・モス)の夫は、アイルランド系マフィアだが、強盗の現行犯で逮捕され、懲役3年の刑を言い渡される。残された女たちは、途方に暮れる・・・。

<感想>
「ザ・キッチン」というのは、原題の「THE KITCHEN」そのままの邦題なのですが、決して台所で作られる料理の話ではありません。
この題名は、アメリカ・ニューヨーク州にある地名”ヘルズキッチン”を表していて、そこは、アメリカでも有数の犯罪多発地区らしいです。
ということで、この作品は、アメリカのマフィアの世界を描いたものでした。
とは言っても、男たち中心のマフィアの話ではなく、マフィアの妻たちの成り上がりの物語でした。
というと、何やら面白そうに思うのですが、あに図らんや、案外つまらない作品でした(^_^;。

女性の話なのですが、その肝心の女たちの描き方がイマイチで、というか、どの人物も全然魅力的でなく、 彼らの行動自体も、断片的で説得力がありません。

主演がメリッサ・マッカーシーなので、コメディー路線になるのかと思っていると、ずっとシリアスで、しかも、結局犯罪者集団の話なので、共感も何もありませんでした。
だいたい生活費のために組織のシマで、荒稼ぎなんてしたら、即殺されそうだけど、そうでもないようなのが不思議でした。
元々の組織がダメダメなのか?、やる気がないのか??よく分かりませんでした。
その上、彼女たちの行動は、さらにエスカレートしていって男マフィア顔負けの行動もあり、笑うどころか、ひたすら恐ろしい話が続きます。
終盤には、一人の裏切りもわかったのに、なんとなくうやむやで終わり。

メリッサ・マッカーシーが主演だからとしても、どう見ても彼女はミスキャストだし、 どうしてこの映画を録画してまで見たのか自分でもよく分からないような作品でした(^_^;。
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