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シリアルキラーNo.1 |
2015年 フランス (L'AFFAIRE SK1)
犯罪
<監督> フレデリック・テリエ
<キャスト>ラファエル・ペルソナーズ , オリヴィエ・グルメ , ナタリー・バイ
<ストーリー>
1991年、パリ警視庁に配属された新人刑事シャルリ(ラファエル・ペルソナーズ)は、無惨な死体となって発見されたレイプ殺人事件の捜査を担当する。しかし、その後も、同一犯のものとみられるレイプ殺人事件が連続して起こる・・・。
<感想>
日本未公開作品で、1991年に、実際にパリで起こった連続レイプ殺人事件の捜査とその顛末を描いた作品です。
犯行の残虐さに、捜査員達が絶句するほどの事件で、捜査員は皆、闘志を燃やして捜査に当たるのですが、たくさんの容疑者がいるにも関わらず、いっこうに真犯人たどり着かず、解決の兆しが見えません。
そのうえ、同じ手口の殺人がその後も繰り返され、捜査員達の焦燥感は、募るばかり・・・。
映画は、事件発生当時と、10年後の容疑者の裁判の模様とが、交互に描写されます。
なので、描かれている年代をしっかり把握していないと混乱してしまいそうでした。
これは、犯人に翻弄された捜査員と、弁護士の苦悩を同時に描きたかったからなのかもしれないですが、時系列で描いた方が、絶対分かりやすかったと思います・・・(^_^;。
フランス警察の取り調べ方や、裁判の様子が、色々と描かれていましたが、日本のそれとは大分違っていて、見ていて面白かったです。
ラストの展開も、意外でした・・・。
たくさんの証拠や痕跡が残されている割に、犯人がなかなか特定できなかったり、怪しい人物がたくさん出てきたり、被害者の思い違いがあったりと、ドラマとは違う実話ならではのリアルさがありました。
ただ、実話なので、ラストのどんでん返しとか、そういう派手な仕掛けはなく、捜査員の苦悩をメインに描いていて、ちょっと地味かも(^_^;。
でも、こういう犯人が、実際に存在するんだという事実には、戦慄させられました。
主演は、「“アラン・ドロンの再来”と称される」ラファエル・ペルソナーズ。
確かにかっこいいです(^_^)。
これからも、注目です!!(2016,01,23)
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