幸せのレシピ |
2007年 アメリカ コメディー・ロマンス
<監督>スコット・ヒックス
<キャスト>キャサリン・ゼタ=ジョーンズ , アーロン・エッカート , アビゲイル・ブレスリン , パトリシア・クラークソン
<ストーリー>
マンハッタンの高級レストラン、22ブリーカーの料理長、ケイト(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)は、超一流の腕前を持つが、同時に完璧主義者で、客と、もめることもしばしばあった。ある日、ケイトの姉が交通事故で死亡し、残された9才の姪、ゾーイ(アビゲイル・ブレスリン)と一緒に住むことになり、ずっと一人暮らしだったケイトは、子供の扱い方に戸惑うのだった。そんな時に、厨房には、産休の副料理長の代わりに新しい料理人ニック(アーロン・エッカート)がやってくる・・・。
<感想>
ドイツ映画「マーサの幸せレシピ」のハリウッドリメイクです。
予告編が、ほとんどそのままオリジナルと同じだったので、ある意味、安心して映画館に向かうことが出来ました(^^)。
料理人としてのキャリア一筋、恋愛もご無沙汰のケイトが、突然、姉の忘れ形見、ゾーイと暮らすことになり、慣れない子供の相手、学校の送り迎えをする羽目に・・・。ついつい、仕事に夢中になって、ゾーイのことを忘れてしまうのも、分かります。でも、ゾーイは、まだまだ子供で、母親を亡くしたばかり。本当だったら、泣き暮らしてもおかしくないのに、じっとガマンしている姿が、健気(けなげ)でいとおしかったです(TT)。
その上、ケイトにとって神聖な職場に、妙に明るい、そりの合わない料理人が知らないうちに、いすわっていた・・・。
気の強いケイト役をキャサリン・ゼタ=ジョーンズが、うまく演じていました。これは、はまり役(^^)。
急に、子供の世話をしなければならなくなったキャリアウーマンのとまどいと大変さが、とてもよく分かりました。また、心を許せる男性が突然現れ、彼女が生き生きしていく様子を見るのも楽しかったです。
ちょっと違和感があったのは、アーロン・エッカート。オリジナルのイメージが強かったので、ちょっと陽気だけれど、普通っぽい彼には、少々物足りなさを感じてしまいました。
オリジナルでは、きっちりしたドイツ人女性シェフと、陽気で明るく、適度に適当なイタリア人男性との対比が、明確で、楽しかったですからね〜(^^)。その点、このリメイク版は、普通のラブコメに落ち着いた感じがしました。
ケイトの姪、ゾーイ役は、「リトル・ミス・サンシャイン」のアビゲイル・プレスリン。ちょっと大きくなったかな〜。美人さんになってきましたね。(2007,09,29)
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