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戦と乱      


2024年 韓国 (UPRISING)
アクション・アドベンチャー・歴史劇   

<監督>キム・サンマン
<キャスト> カン・ドンウォン, パク・ジョンミン, チャ・スンウォン

<ストーリー>
奴婢のチョニョン(カン・ドンウォン)は、奴隷として過酷な扱いをされていたが、武術の才能があったために、主人の息子ジョンリョ(パク・ジョンミン)といつしか親友となっていた。そんな時、朝鮮に、倭寇が攻め込んできて、都は大混乱に陥る・・・。

<感想>
身分の違いを乗り越えて親友となった二人なのに、時代の波に飲み込まれて、敵味方になってしまう悲しい物語でした。
しかも、それに、日本の倭寇が絡んでくるので、三つ巴となって複雑です。

元々ダメダメな王が、民衆を守ることを放棄した事で起こった悲劇。
この時代の話は、何度も映画になっていますが、それを見て、韓国の人たちは、どう思うのでしょうか。
情けないとか、民衆の偉大な力とか、もう繰り返さないとか、そんなことを思うのでしょうか。

主演は、カン・ドンウォン。
最初、誰が分からなかったですが、やっぱりかっこいいです。
昔、「群盗」という映画で、悪役ながら、長い衣を華麗に着こなし、馬に乗って颯爽と殺陣を見せてくれた彼を思い出しました。
今回の彼も、とっても素敵。
もう40歳を超えているはずですが、若い頃よりも渋みが加わってさらに素敵になりました。

ストーリーは、裏切りと信頼のシーソーゲームのような感じで、何度も繰り返される闘いに、ちょっと途中、飽きてしまいましたが、ラストの彼の笑顔に救われました。
日本語と朝鮮語の通訳が、懸命に職務全うしているのがちょっと笑えます(^▽^)。(2024,10,14)






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