サイドカーに犬 |
2007年 日本
<監督>根岸吉太郎
<キャスト>竹内結子 , 古田新太 , ミムラ , 山本浩司 , 伊勢谷友介 , 樹木希林 , 椎名桔平
<ストーリー>
弟の結婚披露宴の招待状を見た時、30歳の薫(ミムラ)は、母(鈴木砂羽)が突然家出をした、20年前の夏休みの時のことを思い出した。当時の薫は小学4年生で、母親が出て行った数日後、突然ヨーコさん(竹内結子)が、家にやってきたのだった。彼女の行動には、驚かされることばかりだったが、そんなヨーコさんを薫は、だんだん好きになってゆく・・・。
<感想>
長嶋有の同名小説が原作です。短編で、同時に収録されていて、本の題名にもなっている「猛スピードで母は」は、第126回芥川賞を受賞しています。
母親が家出した間の短い夏の日の思い出が描かれていますが、原作を映像化することで、ヨーコと、薫の関係がより分かりやすく、身近に感じられました。
内気な薫が、かっこいい女性ヨーコさんと、共に生活することで、ちょっとずつ変化してゆくのが分かりました。この頃の女の子って、ちょっとしたことにすごく影響を受けて、物の見方や考え方が変わったりするんですよね〜〜。
原作が割と淡々としている短編小説なので、映画には、原作にない部分も、加えられていましたが、それでも、ちょっと単調な感じがしました。もう少し、エピソードを加えた方が、楽しかったかもしれないです。
離婚後の復帰第一作となった主演の竹内結子さんは、この演技が絶賛されていたので、期待して見ました。
実は、このヨーコさんのイメージと、竹内結子というイメージが重ならなくて、予告編を見ても、なんだか違和感があったのです。
でも、本編を見ても、やはり、予告編の時と同じく、違和感がありましたねーーー(^^;。この映画のヨーコさんは、彼女のイメージとは違うし、もっと豪快さが欲しかったです。一生懸命かっこよく見えるように演じているのは、分かりましたが、やっぱりキャラの違いは、大きかったように感じました。(2008,12,12)
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