私家版：シネマチェック：

私家版　　　

１９９６年　フランス　スリラー

＜監督＞ベルナール・ラップ
＜キャスト＞テレンス・スタンプ , ダニエル・メズギッシュ

＜ストーリー＞
英国紳士のエドワード（テレンス・スタンプ）の元に作家のニコラ（ダニエル・メズギッシュ）が、書き下ろしたばかりの最新作を持ってやってきた。ニコラは、二流のアクション小説を書く作家だったが、今回の作品には、大いなる自信を持っているようだった。さっそくエドワードは、その作品を読むが、そこには、驚くべきことが書かれてあった・・・。

＜感想＞
面白くて、ゾクゾクしながら見ていました。静かで、謎めいた物語でしたが、その面白さを十分堪能できます(^^)。こういう映画を見れるということは、映画ファン冥利に尽きますね～(^^)。

初めのうちは、一体全体、彼は何者なのか、過去にいったい何があったのか、そして、彼は、何をしようとしているのか？？と、分からないことだらけなのですが、じっと見続けていると、これらの謎が、徐々に解けてきます。
彼の一つ一つの行動には、すべて意味があり、それらが、あるひとつの目的のために、積み重ねられてゆくのです。
これは、丁寧に映画を見ることをおすすめします。派手なアクションや、美しいロマンスシーンはありませんが、上質の映画だと思います。

ちなみに私家版とは、「１官版に対して、民間の個人や寺社の刊行物。私版。２個人が自分の費用で出版して、狭い範囲に配布する書籍。自家版。」（YAHOO辞書より）(2007,09,26)