執行者　　　　　　 ２００９年　韓国　（THE EXECUTIONER） サスペンス　　　 ＜監督＞チェ・ジンホ ＜キャスト＞ ユン・ゲサン , チョ・ジェヒョン ＜ストーリー＞ 新人刑務官のオ・ジェギョン（ユン・ゲサン）は、新しい仕事に戸惑うことばかりだったが、先輩の刑務官たちを見習いながら、徐々に仕事に慣れてゆくのだが・・・。 ＜感想＞ 日本未公開の韓国映画です。 新米の刑務官が体験する刑務所内の様々なことが描かれています。 まず驚くのは、刑務官としての教育を何にも受けずに配属されてきた様子だったこと。 受刑者たちの扱いは基本で、もしそれを誤れば、本人だけでなく、周りにも危険が及ぶことがあるわけで、あり得ないでしょう(^_^;。 また、ベテラン所員（所長？）が、死刑囚と友だちづきあいをしていることも、面白いけれど、やっぱり違うなぁと感じました。 韓国映画でよくある、シビアな中のお笑い注入でしょうか？？ でも、このことが後々意味を持っては来るのですが、そこら辺が見え見えで・・・(^_^;。 韓国では実際は、１９７７年以降、死刑は執行されていないそうですが、本作では、久々に行われた執行の実務に関わった人たちの苦悩が描かれています。 人の死に直接関わることですので、その辺りは、非常に重苦しいです。 法の下とはいえ、それを実行する人たちの葛藤は、仕事とは言え、過酷です。 日本映画にも、「休暇」という作品があり、私は、そちらの方が、ずっと心に浸みました。(2019,10,08)