セント・オブ・ウーマン 夢の香り           |  
  
1992年 アメリカ
  
<監督>マーティン・ブレスト 
<キャスト>アル・パチーノ  ,   クリス・オドネル  ,   フィリップ・S・ホフマン  ,   ロン・エルダード  
  
<ストーリー> 
全寮制の名門高校・ベアード校で、奨学生として勉強するチャーリー(クリス・オドネル)は、アルバイトで、全盲の退役軍人フランク(アル・パチーノ)の世話をすることになった。しかし、フランクは、気むずかしい上、その行動は、不可解なことばかり。その上、チャーリーは、学校内で、起こった事件で、難しい立場に立たされていた・・・。
  
<感想> 
数年前に、絶対見たはず!!なのに、何故か感想が書いてなかったので、再見しました。 
やっぱりこのアル・パチーノは、すごいですね〜〜(^^)。
  
いろいろなことが脳裏を駆けめぐり、どのように感想を書いていいのか戸惑ってしまうのですが、 
なにしろ、この演技で、オスカーに輝いたアル・パチーノと、このストーリーがすばらしいです。
  
一人の、孤独で気むずかしい男が、ある決意を持って、ニューヨークへの旅を決行するところから、 
彼の過去が徐々に分かってくるところ。 
そして、彼のひとつひとつの行動によって、彼自身が、生き生きと描き出されて行くところ。 
そこに、チャーリーの悩みを絡ませて、進んで行くストーリー。 
見事だなぁと思います。
  
また、フランクが、一筋縄ではいかない性格ながら、おしゃれで、とってもかっこいい! 
女性の使っている香水や石けんを当てたり、フェラーリを運転!!してしまったり、素敵な女性とタンゴを踊ったり(^^)。 
あり得ないシチュエーションながら、彼がやると、様になるんですね〜、これがまた! 
そんなフランクをアル・パチーノが、渾身の演技で、ある時は力強く、またあるときは飄々と、魅せてくれるのだから、堪りません〜(^^)。
  
そんなフランク相手に、翻弄されるチャーリーをクリス・オドネルが、さわやかに演じています。 
高校生には、見えないんだけどね(^^)。
  
ラストの高校の全校集会では、どういう結末になるのか、再見ながら、ドキドキしました(^^)。 
犯人じゃなくて、目撃者を罰してどうするんじゃ!という怒りも、あの演説で、吹っ飛びました(^^)。 
同じく目撃者となった、フィリップ・シーモア・ホフマンも、若い!!(^^)。(2010,01,17)
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