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殺人鬼の存在証明      


2021年 ロシア (THE EXECUTION)
サスペンス・犯罪   

<監督>ラド・クヴァタニア
<キャスト> ニコ・タヴァゼ, ダニール・スピヴァコフスキ

<ストーリー>
新しく連続殺人事件の捜査責任者になったイッサ(ニコ・タヴァゼ)は、事件を最初から洗い直す。そして、犯人を逮捕するのだが、その3年後、同じ手口の犯行が再び明らかになり、誤認逮捕だったと非難される・・・。

<感想>
あまり見ることのないロシア映画です。
しかもこの題名・・・暗くてドロドロの雰囲気バリバリですね。

実際、内容も非常に暗くて、さらに、凝った作りになっていて、なかなか難しい作品でした。
その第一の要因は、年代がコロコロと行ったり戻ったりするので、この映像は、一体いつのどこなのかがだんだんわからなくなってくることでした。
もう一度、もしくは、何度も見る必要がある作品だと思われます。

一度、最後まで観覧したので、最後のネタはわかっているので、次は、落ち着いてしっかりと見ることができそうです。・・・ということで、結局三度ほど見直しました。
登場人物は、ごく限られているので、その点で、苦労はなかったのですが、画面が暗く、やはり、年代の問題に苦労しました。

何度か見て、やっと事件の経緯がわかってくると、登場人物のそれぞれの狂気にぞわぞわしてしまいました。
みんな狂ってる・・・。

元ネタは、実際にあった連続殺人事件なのだそうです。恐ろしい。
ロシアの映画というと、暗いイメージを持っているのですが、この作品で、さらにそのダークさが上塗りされました。

難しい作品なので、時間のあるときにじっくりと見ることをおすすめします。(2025,03,02)






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