スピリットウォーカー　　　　　　 ２０２１年　韓国　（SPIRITWALKER） SF・アクション・サスペンス　　　　 ＜監督＞ユン・ジェグン ＜キャスト＞ユン・ゲサン, イム・ジヨン, パク・ヨンウ ＜ストーリー＞ 交通事故現場で目覚めた男（ユン・ゲサン）は、強烈な違和感を感じる。それは、自分の顔に見覚えがなく、さらに全ての記憶がなくなっていることだった。その後、自分が何者かに命を狙われていることに気がつく・・・。 ＜感想＞ もう、はじめは何が何やらわかりませんでした。 ただわかるのは、主人公が、自分の顔に違和感を感じていて、記憶障害があるらしいことだけ。 なので、最初見た時は、半分ぐらいでワケ分からなくてギブアップ。 その後、再度挑戦してみると、主人公の状況がなんとなくわかってきて、俳優さん達の顔も判別できるようになり、成る程、そういうことか！ということになりました。 でも、その大元の原因となる物の正体が案外さらっと流されてしまい、一種のファンタジーのような、とはいえ、ファンタジーとしてはあまりに血なまぐさい物語なのでした。 だいたい、乗っ取られた人間のその間の記憶はどうなっていたのか、多重人格のようなイメージなのか。 12時間ごとの変身が、最後の方では現れなくなっていたようなのも不思議。 考えれば考えるほどわからなくなるのですが、全体としては斬新な発想で、都合がいいっちゃあ都合がいい話なのですがそれなりに面白かったです。 ひょっとすると、マンガが原作なのかも？ 主演のユン・ゲサンは、難しい役をよく演じていましたが、周りの他の俳優さんの方も大変だったことでしょう。 ２回見ると、細かいところまで分かってきて、それはそれで面白かったですが、なにしろ暴力的で、血がドバドバなので、そういう映画が苦手な人は、気をつけた方がいいでしょう。(2023,01,30)