主人公は僕だった |
2006年 アメリカ ファンタジー
<監督>マーク・フォースター
<キャスト>ウィル・フェレル , エマ・トンプソン , ダスティン・ホフマン , クイーン・ラティファ , トム・ハルス , マギー・ギレンホール
<ストーリー>
国税庁の会計検査官ハロルド・クリック(ウィル・フェレル)は、規則正しく単調な毎日を送るだけの平凡な男。ところがある朝、彼の頭に突然、女性の声が聞こえ始める。彼にしか聞こえないその声は、どうも、彼が主人公の小説のナレーションのようだった。そして、その小説で、ハロルドは、死ぬ運命にあるらしいのだった・・・。
<感想>
アメリカで公開されているときから、面白そうだなぁと、期待してました。
だって、自分が、実は、誰かの書く小説の主人公だったなんて、奇想天外でありながら、子供の時に、ちょっと想像してみたこともあったようなことだったからです。
ただ、彼の場合、運命は、どうも過酷な最期を迎える様子。それは、ちょっと困ったことですねぇ。。。
こんな面白いストーリーを軸に、ハロルドのあくまで几帳面な生活習慣や、ハロルドのロマンス、ハロルドが相談する教授、そして、彼の人生を小説に書く、小説家の話まで、エピソードも、てんこ盛り。
てんこ盛り過ぎて、ちょっととりとめがなくなってしまった気がしたのが、かえって残念でした。
もっとシンプルに、コメディーに徹して描いた方が、この映画の場合、面白くなったのではないでしょうか。
一件関係のなさそうな映像が、ラストに関わってくるオチは好きですが、ゴチャゴチャしているために、このインパクトが薄くなってしまったような気がしました。
主演が、コメディアンのウィル・フェレルなので、面白さに期待しすぎてしまったせいもあるのかも。今回の彼は、おとなしめでしたね〜〜。だからなのか、中盤は、ちょっとダレてしまったようで、残念でした。
その他のキャストも、存在感たっぷり。もしかすると、存在感がありすぎて、ゴチャゴチャした感じになってしまったのかもしれないですねぇ。(2007,05,23)
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