シネマチェックトップページ50音別indexサ行index 


ザ・タウン      


2010年 アメリカ (THE TOWN)
犯罪・スリラー   

<監督>ベン・アフレック
<キャスト>ベン・アフレック , ジョン・ハム , ブレイク・ライヴリー , ジェレミー・レナー , ピート・ポスルスウェイト , クリス・クーパー

<ストーリー>
強盗多発地区である、アメリカ、ボストンのチャールズタウンで育ったダグ(ベン・アフレック)は、幼なじみと、銀行強盗を繰り返していた。そんなある日、人質にした銀行の支店長クレア(レベッカ・ホール)を監視しているうちに恋が芽生える・・・。

<感想>
原作は、チャック・ホーガン著ハメット賞受賞のミステリー作品「強盗こそ、われらが宿命」だそうです。
あまり期待せずに見始めたのですが、原作がしっかりしているからなのか、監督主演のベン・アフレックの手腕なのか、面白く見ることが出来ました。

犯罪者の父を持ち、犯罪多発地域で育ったダグは、銀行強盗を繰り返す日々を重ねている。
しかし、そんな日々の中でも、周囲に惑わされることなく、アルコールや、クスリからの離脱を続ける努力をしている彼の中には、このままではいけないという強い思いも、あったのだと思います。
そこに現れたのが、クレア。
彼女との時間を過ごすうちに、自分のことを言いそびれてしまうタグ。
しかし、恋人との楽しいけれど、偽りの時間が長く続くわけもなく・・・。

単純な銀行強盗と恋人との話ではなく、奥深さを感じさせる話でした。
彼らは、気軽に強盗しているわけではなくて、その裏には、もっと複雑な関係が渦巻いていて、簡単に抜け出ることが出来ない組織になっているわけですね。
そんな中で、うまくいっている時はもちろん、危機的状況にある時でも、仲間同士の強い絆が泣かせます。

警察の動きがイマイチだったのと、ラストの甘さがちょっと気になったけど、面白く見ることが出来ました。(2016,09,24)



シネマチェックトップへ