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ダイアナの選択      


2008年 アメリカ スリラー   

<監督>ヴァディム・パールマン
<キャスト>ユマ・サーマン , エヴァン・レイチェル・ウッド , ブレット・カレン

<ストーリー>
小さな町に、夫と娘と共に暮らすダイアナ(ユマ・サーマン)は、15年前、高校で起こった銃乱射事件の当日、学校のトイレで被害にあった。15年目の追悼の日、彼女は、その時のことを思い出す。親友のモーリーン(エヴァ・アムリ)と共に、銃口を向けられたあの日のことを・・・。

<感想>
15年前、銃乱射の被害にあった女性の物語です。
銃口を向けられ、親友と自分のどちらかを選ばなければならないという、究極の選択。
その辛い選択の事を想像しただけで、最初から、ウルウル状態で見ました。

銃乱射事件が起こる以前のダイアナと、それから15年後のダイアナの生活とが、交互に描かれます。

奔放な生活を送っていた高校時代のダイアナ。
彼女とは、正反対の性格のモーリーン。
時には、ケンカもする二人でも、お互いに、信頼しあえる親友だった・・・。

最後の最後までダイアナがどういう選択をしたのかは明かされません。そして、ラストに・・・。
映画が終わったときには、どうして彼女が、その選択をしたのか、考え込んでしまいました。

映画全体は、優しい色合いで描かれていて、プールのシーンや、森のシーンなど美しいです。でも、その分、悲しみが増幅されるようでした。

高校時代のダイアナを「サーティーン あの頃欲しかった愛のこと 」のエヴァン・レイチェル・ウッド。とても綺麗でした。
15年後のダイアナはユマ・サーマン。彼女も相変わらず綺麗ですが、やはり、それなりの年輪を重ねていますね。
監督は、「砂と霧の家」のヴァディム・パールマン。(2009,04,05)




ここから


15年前にあった銃乱射事件のトラウマを抱えるダイアナ。
その前提のまま、話は、進んでゆきますが、ラスト近くになって、あれ?!と、その前提に対する綻びが見え始めてくるのが見事。
そして、突然、ある真実が見えてきました。
死の直前、彼女には、自分の将来が見えたのか、それとも、それが見えたから、あの選択をしたのか。
一生そのことで苦しむのならば、あの選択が正しいと、彼女は思ってしまったのでしょうか。
どちらにしても究極の選択。彼女のあの一瞬を思うと、胸が痛みます(TT)。





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