代立軍 ウォリアーズ・オブ・ドーン |
2017年 韓国 (WARRIORS OF THE DAWN)
アクション・時代劇
<監督>チョン・ユンチョル
<キャスト>
イ・ジョンジェ, ヨ・ジング, キム・ムヨル, パク・ヘジュン
<ストーリー>
1592年に始まった朝鮮半島の壬辰・丁酉の倭乱(文禄・慶長の役)。日本軍を前にして、国王の宣祖は、国を次男の光海(ヨ・ジング)に押しつけて明に逃げてしまう。そんな闘いの中に、他人の軍役を肩代わりして金をもらう代立軍たちがいた・・・。
<感想>
”代立軍”とは、聞き慣れない言葉でしたが、金をもらって、他人の軍役を引き受けて戦う兵士たちのことで、傭兵とは違い、貧しい農民たちの寄せ集めだったようです。
闘いに行くのはいやだけれど、金だけはあると言う人が、こういう兵士を雇うのでしょうね。
言ってみれば、金で命を買うようなものですか。
そんな人たちが、朝鮮王国の跡継ぎを敵(日本人ですが(^_^;)から守り抜くという話です。
もちろん、朝鮮半島に攻め入った日本人が絶対的な悪者なのですが、
それよりも、もっとひどい描かれかたをしているのが、民衆を置いて明に逃げ出してしまった王様・宣祖です。
そんな情けない王様の代わりに民衆を守る役を任されたのが、後の李氏朝鮮第15代国王の光海君。
光海君は、暴君として有名ですが、最近では、そんなひどい王ではなかったのでは?!という事になりつつあるそうです。
この映画では、まだ若くて、闘いの経験もない光海君が、代立軍のリーダー・トウとともに行動することによって、闘いとは、民衆とは、そして、王の道とはなどに、目覚めてゆく成長物語となっていました。
主演は、ここぞというときにキャスティングされるイ・ジョンジェ。
長い間色々な映画の主役を演じている彼ですが、いい人役も、悪役もどんな役でも、オールマイティに演じられる素晴らしい役者さんです。(2019,11,19)
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