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大統領の理髪師 |
2004年 韓国 コメディー
<監督>イム・チャンサン
<キャスト>ソン・ガンホ , ムン・ソリ
<ストーリー>
1960年代の韓国。孝子洞で理髪店を営むソン・ハンモ(ソン・ガンホ)は、助手のキム・ミンジャ(ムン・ソリ)と結婚して、息子、ナガン(イ・ジェウン)も生まれた。そんなある日、店に、背広姿の男が現れ、ソンは、大統領の理髪師に、抜擢される・・・。
<感想>
出だしが、とてもコミカルだったので、全てフィクションのコメディーかと思っていると、中盤から、ずいぶんシリアスな話になってきて驚きました。
実はこの映画、韓国の現代史を忠実に描いた初めての映画だということなのです。
ですから、四捨五入の話も、3月の不正選挙の話も、大統領警護室長と中央諜報部長との確執も、実際にあった出来事だったのでした。
ということは、例の「マルクス病」なんかも、実際にあった出来事なんでしょうか。怖ろしいですねぇ。しかも子供にまであんな事を・・・(T_T)。
でも、考えてみると、「シュリ」を見るまでは、韓国とは、こういうイメージの国だった様な気がします。
すぐお隣の国なのに、何となく不気味で、すぐにスパイと疑われて拷問されそうな、そんな怖ろしいイメージがありました。
それが今では、”韓流”ですからね〜。すごく時代の流れが速いですね〜。
とはいっても、日本の韓国に対する思いは、片想いっぽい気もするこの頃。実際、韓国民の反日感情は、根強いものらしいですから、なんだか悲しいですねーーー(T_T)。
そんな韓国への思いを胸に、映画を見た後に、少しだけ、韓国歴代の大統領のことも調べたりして、またまたお勉強になりました。
主演は、韓国実力派俳優No.1のソン・ガンホ。もうほとんど、彼の独壇場映画でした。
彼のコミカルさも、シリアスさも堪能できる映画です。「オアシス」のムン・ソリも、奥さん役で出演していますが、ちょっと控えめでしたかね〜。息子役のイ・ジェウンが、ニコニコと、後半の暗い話を明るくしてくれました。(2006,07,09)
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