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ダーウィン・アワード      


2006年 アメリカ アドベンチャー・コメディー・ロマンス   

<監督>フィン・テイラー
<キャスト>ジョセフ・ファインズ , ウィノナ・ライダー , デヴィッド・アークエット , ジュリエット・ルイス , ジュリアナ・マーグリーズ , ティム・ブレイク・ネルソン , クリス・ペン , D・B・スウィーニー , ロビン・タネイ , ルーカス・ハース

<ストーリー>
血を見ると失神してしまう欠点のあるマイケル・バロウズ(ジョセフ・ファインズ)。そのために彼は、優秀なプロファイラーでありながら、警察をクビになってしまった。次に彼が就職しようとしたのは、保険会社。そこで彼は、自分のプロファイリングの力で、保険の支払いを回避し、社に損をさせないと、自分を売り込むのだった・・・。

<感想>
題名の「ダーウィン・アワード」は、愚かな死に方をした人を称えるインターネット上に実際にある賞だそうで、”愚かな行為により死亡する、もしくは生殖能力を無くすことによって自らの劣った遺伝子を抹消し、人類の進化に貢献した人に贈られる賞”(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)だそうです。ちゃんと?受賞資格もあったりして、なんだかなぁというものなのですが、映画として見ると、これが結構な面白さでした(^^)。

調査員候補マイケルの調査対象となる人たちは、様々。
さすがダーウィン賞の候補になる人たちです。
自販機から手が抜けなくなった人、高層ビルの窓を破って落下する人、車にジェットエンジンを付ける人、友人を助けようと車を発進させた人、などなど。
実話もあるようですが、全部が実話かどうかは、分かりません。
結果は、みんな悲惨なんだけど、それぞれの発想の多様さと、ユニークさに、思わず笑ってしまいました。

そんな、ちょっと考えると、悪趣味な映画なのですが、それを救っているのが、主役のマイケル。マイケル自身が相当ユニークな人で、頭はいいけれど、笑える人。一歩間違えたら、彼自身がダーウィン賞受賞者になりそう人なのです。
だから、こんな、悲惨だけれど喜劇的な死は、誰に起こってもおかしくないんだという、警告?!として見ても面白い映画でした。”人の振り見て我が振り直せ”とか、”明日は我が身”みたいな感じでしょうか(^^)。

主演のジョセフ・ファインズが、とってもよかったです。彼を見るのは、なんだか久しぶりな感じがしましたが、まじめな顔して・・・というか、本人はいたってまじめなのに、滑稽な事をする人の役なので、何度も吹き出してしまいました。
そして、彼の先輩調査員を演じるウィノナ・ライダーも、久しぶりに、とても生き生きしていて、可愛くて、往年の彼女を彷彿とさせるオーラが出てました。
その他のキャストも豪華で、満足満足。

実は、私、この映画を見る目的で、ある映画館の会員になったのですが、その映画館では上映しない映画であることが後で分かって、ギャフン!!となったことがあるのです。想像以上の面白さだったので、やっぱり大スクリーンで見たかったな〜〜(^^)。(2009,06,10)



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