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小さな泥棒          |  
  
1988年 フランス 犯罪・ロマンス
  
<監督>クロード・ミレール 
<キャスト>シャルロット・ゲンズブール ,  ドミニク・ブラン 
  
<ストーリー> 
1950年、フランスの小さな町に住む16歳のジャニーヌ(シャルロット・ゲンズブール)は、学校が終わると、大人っぽい服に着替えて、街に出かけ、映画を見たり、万引きしたりする毎日。しかしある日、万引きが、ばれてしまい、世話になっている伯父さん夫婦にこっぴどく叱られて、家を飛び出してしまう・・・。
  
<感想> 
題名から、もっと小さい子供の泥棒の話かと思ったら、主演が15〜16歳のシャルロット・ゲンズブールなのでびっくりしました。 
もう、この年齢を日本では、「小さい」とは言わないですよねーー。 
まあ、そんなことはともかく、シャルロットの表情の変化が魅力的でした。彼女の良さは、笑顔だけでなく、ふてくされたような仏頂面も魅力的なところでしょうか。 
子供と大人の中間点にいて、身体はもう大人、言うことも大人顔負けです。でも、ちょっとしたときに見せる表情が、全くの子供だったりして、不思議な魅力を醸し出しています。
  
それにしても、この確信犯的な盗癖は、困ったものです。 
これは、母に捨てられ、叔父夫婦の元で肩身の狭い思いで暮らしていた反動なのかもしれないですねーー。。 
実際、精神的に満たされていたときには、生活も落ち着いているようにみえました。 
ただ、若いだけに、そこに収まっていられなかったのが、またまた、辛い結末に繋がっていって、可哀相でした。 
全体に、やりきれない映画でしたが、彼女なりの結論を出し、それを受け入れて、強く生きていくのでしょう、きっと・・・。(2006,05,13)
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