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ドラキュリアV 鮮血の十字架      


2005年 アメリカ ホラー

<監督>パトリック・ルシエ
<キャスト>ジェイソン・スコット・リー , ジェイソン・ロンドン , ロイ・シャイダー , ダイアン・ニール , ルトガー・ハウアー

<ストーリー>
恋人のエリザベス(ダイアン・ニール )をドラキュリアに連れ去られてしまったルーク(ジェイソン・ロンドン)は、ヴァンパイアハンターのユフィジ神父(ジェイソン・スコット・リー)とともに、ルーマニアへと向かう。しかしそこは、政府と反政府軍とが激しく争う場所であり、しかも、ヴァンパイアの餌食になってしまった人間も多数存在する超危険地帯だった・・・。

<感想>
前作「ドラキュリアU 鮮血の狩人」の完全なる続編です。
映画の最初に前作のシーンも、少し出てきますが、私は完全に忘れてしまっていたので、思い出すのが大変でした(^^;。
しかし、監督もキャストも前作と同じなので、親切な作りといえます。とはいえ、この作品は、アメリカでも映画化されることはなく、メディア販売だけだったようなので、言ってみれば、マニア向け完結編でしょうか(^^)。

また、今回は、連れ去られたエリザベスを追って、ヴァンパイアの総本山ルーマニアに乗り込むので、雰囲気がいかにもドラキュラ的で、楽しめました。
ただ、政治的事情も加わって、反政府軍がいたり、NATO軍がいたり、TVリポータークルーがいたり、そして、もちろん、ドラキュリアがいたりで、もう大変です(^^)。
それにしても、ドラキュリアに連れ去られた恋人が、ドラキュリアの餌食になっていないわけがなく、普通の人間であるルークが、そんな彼女に、なんで、そこまで執着するのかが、ずっと疑問として頭を離れませんでした(^^;。

今回の主役は、文句なしのジェイソン・スコット・リーです。
神父としては、たくましすぎるその体も、ヴァンパイアの根城に乗り込むには、とても凛々しく、頼りがいがありました。彼がいないときは、勝つ気がしないですからね〜(^^)。
そして、彼のロマンスも、少しだけ描かれていましたが、その分、彼の目覚めの咆吼は、もの悲しく感じました。

先日(2008年2月10日)亡くなったロイ・シャイダーの最後の出演作になるのでしょうか。今までいろいろ楽しませていただいてありがとうございました。合掌。(2008,02,13)



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