天空の蜂           |  
  
2015年 日本 
サスペンス・アクション    
  
<監督>堤幸彦 
<キャスト>
	江口洋介	,  仲間由紀恵	,  綾野剛	,  光石研	,  佐藤二朗	,  柄本明	,  國村隼	,  竹中直人	,  石橋蓮司	,  本木雅弘
  
<ストーリー> 
1995年8月。巨大ヘリ“ビッグB”が何者かにジャックされ、福井県にある原子力発電所の上空でホバリングを始めた。犯人は、日本の原発をすべて止めないとヘリを墜落させると、政府を脅すのだった・・・。
  
<感想> 
東野圭吾さん原作の傑作サスペンスです。 
ついにこの作品が映画化されるのか!と、思いました。 
遅いぐらいでしたが、東日本大震災を経て、機が熟したということなのでしょうか。
  
原作が素晴らしいので、映画が、へなちょこだといやだなぁと思いながら見始めましたが、なかなかどうして、映画の方も、素晴らしい出来でした。 
まず、冒頭のオープニングクレジットから、かっこいいじゃないですか。 
まるでハリウッド映画のようでした(^▽^)。
  
本編に入ってからも、巨大ヘリの重厚感がすばらしいし、 
子供の救助のシーンも、臨場感があって、ハラハラしました。 
その後の警察の動きや、原発の対応などなども、スピード感があって、とても面白かったです。 
たった8時間で、あそこまで出来るのか疑問ですが、タイムリミットがあるからこそ、物語としても、映画としても、ぴりっとした緊張感が常に感じられて、よかったのだと思います。
  
原作は、ずいぶん前・・・おそらく20年ほど前?!に読んだので、忘れているところも、多々あり、改めて、ストーリーの面白さに感動しました。
  
そして、原発と言えば、忘れてならない東日本大震災も最後に描かれていて、原発の思わぬ方向からのほころびがを改めて思いました。世の中に”絶対安全”なんてことは、あり得ないのです。(2017,01,03)
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