騙し絵の牙           |  
  
2020年 日本 
ミステリー    
  
<監督>吉田大八 
<キャスト>大泉洋,  松岡茉優 ,  斎藤工,  リリー・フランキー,  塚本晋也,  國村隼,  木村佳乃,  小林聡美,  佐藤浩市,   中村倫也
  
<ストーリー> 
大手出版社の主要文学雑誌「小説薫風」の編集員の高野恵(松岡茉優)は、同じ出版社で速見暉輝(大泉洋)が編集長を務める「トリニティ」の編集員へと配置換えになり、新たな企画を始めるのだが・・・。
  
<感想> 
私の中で、大泉洋主演作は、”はずれなし”となっているので、楽しみにしてました。 
おまけに題名もしゃれていて面白そう。 
期待に違わず、話がトントンと進み、色々な謎もはらんでいて面白かったです。 
でも、終わってみると、何故か、期待していたのとは、ちょっと違っていたような・・・ 
”騙し絵”というには、きれい事過ぎた感じがしたからでしょうか。 
もっとすっきりバッチリとことん騙して欲しかったかな。 
とはいえ、つまらなかったわけではなく、それなりに面白かったのですが。
  
ヒロイン役の松岡茉優が、とても良かったです。 
冒頭の原稿読みの所、何気なく読み始めて、どんどん話に引き込まれ、うれしくなっていく様子が、本が大好きな編集員という感じが良く現れていました。 
面白い本に出会うと、本当にあんな感じですよね〜。 
投稿作品だとなおさら面白い原稿に出会ったときの感動が大きいだろうなと思います。
  
また、今回、原作者の塩田武士が主人公、速見を大泉洋で当て書きをしたそうですが、その割には、インパクトが弱かったような気がしました。 
そんなことなので、原作を読んでみるのもよさそうです。
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