泥棒は幸せのはじまり |
2013年 アメリカ (IDENTITY THIEF)
コメディー・犯罪
<監督>セス・ゴードン
<キャスト> ジェイソン・ベイトマン , メリッサ・マッカーシー , ジョン・ファヴロー , アマンダ・ピート , ロバート・パトリック
<ストーリー>
アメリカコロラド州。家族と幸せに暮らしていたサンディ(ジェイソン・ベイトマン)は、ある日、クレジットカードが使えなくなったうえ、身に覚えの無い事件で、警察の事情聴取を受けることになる。実は、彼のID情報が盗まれ、フロリダで使われていたのだ・・・。
<感想>
アメリカのボックスオフィスで、長いことベストテンに入っていたこの作品、日本では、未公開だったんですね、もったいない。
作品紹介を見たときに、面白そう!と思ったのに、やはり、日本では、知名度が低いキャストのコメディーは、公開見送りが多いです。
まあ、もっとも、劇場公開されたとして、わざわざ足を運んでいたかは、ちょっと微妙かも。
内容は面白くても、日本の映画料金では、この手のコメディーを見に行くには、まだまだ高すぎます。
でも、”おうち映画”で見るには、とても面白くて、ちょうどよかったです。
まじめでお人好しのサンディと、天才的な虚言癖のある詐欺師ダイアナとの攻防は、それだけでも面白いのに、詐欺師役をあのおデブキャラのメリッサ・マッカーシーがするのですから、面白くないわけがありません。
個人情報がこんなに簡単に盗まれ、それが被害が拡大するまで分からないなんて、もし自分の身の上に起こったら、最悪ですが、こうして他人事だと、笑えます(^_^;。
途中、少々過激な展開になりかけて、あらら・・・(^_^;でしたが、そこも、いい方向でクリアし、まじめなサンディの困り顔と、奔放なダイアナとの掛け合いの珍道中が続きます。
ダイアナは、口先だけで、詐欺を働く許しがたい犯罪者ですが、そんな彼女の違う一面もかいま見ることもできるので、後味(あとあじ)もよかったです。
ぷくぷくしていて風船人形みたいなメリッサ・マッカーシーの存在感は、すばらしいです。
彼女が出ているだけで、その映画を見たくなりますから(笑)。(2015,08,08)
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