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ターミナル     


2004年 アメリカ ロマンス・コメディー      

<監督>スティーヴン・スピルバーグ 
<キャスト>トム・ハンクス , キャサリン・ゼタ=ジョーンズ , スタンリー・トゥッチ , ディエゴ・ルナ , ゾーイ・サルダナ , マイケル・ヌーリー  
<ストーリー>
ニューヨーク、JFK国際空港。東ヨーロッパの国、クラコウジアからアメリカにやってきたビクター・ナボルスキー(トム・ハンクス)は、祖国でクーデターが発生したため、パスポートが無効になり、アメリカに入国することも、祖国に帰国することも出来なくなり、空港で暮らすことになるが・・・。

<感想>
だいぶ前に見た映画で、「パリ空港の人々」というのがあって、この映画のビクターのように空港内に足止めされた人々が描かれていました。その時も、そんな人たちがいることに、驚いたのですが、この映画は、まさにそのアメリカ版です。
彼の場合は、飛行機に乗っているうちにクーデターが起きたということらしいので、同時期に出国した人の多くは、ビクターみたいな目にあったということでしょうか。
それにしても、空港側は、こんなことが起こる可能性があり、実際に起こったというのに、あとは、本人任せで、好きにしなさいとは、どういう事でしょう。あまりにも、酷い対応だなぁと思ってしまいました。
まあ、コメディーなので、そんなことを堅苦しく考えずに、ぼーーっと見ていたら、それでいい映画だと思います。
芸達者なトム・ハンクスが、色々なことをして笑わせてくれます。・・・と言っても、クスッと笑うぐらいかな。
一番面白かったのは、ラスト近くに、皆がレストランのボーイに扮してアメリアたちを接待した所でしょうか。
その後の結末は、ちょっと肩すかしぎみでした。

キャサリン・ゼタ=ジョーンズがとても美しく、映画に華を添えていましたが、スピルバーグ監督作品だからといっても、期待するほどの映画ではありませんでした。(2006,04,28)

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