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地下室のメロディー           |  
  
1963年 フランス 犯罪
  
<監督>アンリ・ヴェルヌイユ 
<キャスト>ジャン・ギャバン  ,   アラン・ドロン  
  
<ストーリー> 
5年の刑期を終えて出所してきたシャルル(ジャン・ギャバン)は、5年の間の街の変貌に驚くが、すぐに、引退のための最後の”仕事”の計画に取りかかる。相棒として選んだのは、若くて男前のフランシス(アラン・ドロン)。周到な計画の元、フランシスは、カジノに侵入する・・・。
  
<感想> 
前々から、一度は見てみたいと思っていた映画です。 
なんといっても、アラン・ドロン出演の名作ですからね〜(^^)。 
1963年の映画で、今から45年も前の映画ですが、テーマソングは、よく知っているメロディーだったのでびっくりでした。
  
ストーリーは、ジャン・ギャバン演じるシャルルが、出所してくるところから始まります。この時期、フランスは、高度成長期だったのでしょうか。新しいビル群が次々と出来上がりつつある様子で、シャルルの5年の刑期の長さを感じさせられました。 
この時ジャン・ギャバンは、60歳前。恰幅も良くて、これからまた強盗をするのは、ちょっと大変そうでした(^^)。 
そんな彼が選んだ相棒が、アラン・ドロンです。彼の登場シーンは、最初は、足だけです(^^)。 
なかなか顔が見えなくて、ちょっと苛つきますが、顔が見えた瞬間の衝撃は、大きかったです。美しい〜〜!!(^^)。やはり、アラン・ドロンは、別格の美しさですね〜〜〜〜。
  
その後の段取りは、ちょっと退屈なのですが、すべて周到に準備されているのが分かります。そして、アラン・ドロン演じるフランシスの性格に、ちょっと不安を感じたりもさせられます。
  
そして、圧巻なのは、計画の実行からラストにかけてのシーン。てきぱきと仕事をこなしてゆく彼ら。よく練られた計画であったことがよく分かって、面白いです。それでも、途中、思いがけないアクシデントがあったりして、ハラハラもさせられました。
  
ラストは、思ってもみない状況に陥り、あの結末です。 
滑稽さと、寂寥感の漂う、見事なシーンでした。(2008,08,27)
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