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尼僧物語 |
1959年 アメリカ (THE NUN'S STORY)
<監督>フレッド・ジンネマン
<キャスト>オードリー・ヘプバーン , ピーター・フィンチ , コリーン・デューハースト
<ストーリー>
ベルギーの医師パン・デル・マル博士(ディーン・ジャガー)の娘ガブリエル(オードリー・ヘプバーン)は、尼僧になり、コンゴで、医療福祉活動を行うべく、修行を重ねていた・・・。
<感想>
オードリーの作品は、全部見たいと思っているのですが、まだ、達成には、ほど遠いです。
まだ観ていない作品の中でも、この作品は、とても敷居が高い作品でした。
何しろ、苦手な宗教の絡む映画。しかも、”尼僧物語”と、そのものずばりですからねーーー(^_^;。
はたして、私が見て、面白く感じられるものなのか・・・というより、そもそも、理解できるのか??・・・なのですよねーーー(^_^;
でも、お正月と言うことで?!いつもと違う作品も観ようと、頑張って見てみました。
オードリーの尼僧姿は、とても清楚で美しく、その点だけでも大いに満足できました。
高い理想と、固い決意のままに、尼僧になるべく、厳しい修行の日々を過ごしたあとは、各地に赴いて、誠心誠意、人々のために、身を捧げる彼女の姿は、すがすがしくて、清らかです。
さすが、神に身を捧げた人は、普通の人間とは大違い。すばらしいですねぇ。
しかし、宗教とは、ほど遠い私、やはり最初から、大きな疑問が・・・。
どうして彼女は、愛情あふれる家族があるのにもかかわらず、尼僧になろうと決意したのか。婚約者?もいたようなのに・・・。それだけの、強い信仰心を持っていたということなのでしょうけれど、何故???
それに、彼女たちを見ていると、個人の感情を否定した生き方が、本当に正しいのかどうか、やっぱり疑問に感じてしまいました。
また、コンゴで、医療活動をしたければ、看護師という選択肢はなかったのか・・・。う〜ん、凡人の私には、分からないことばかりでした。
そのような疑問がずっとあったために、ラストの彼女の決断は、さらに疑問であると同時に、あぁ、やっぱりという思いも強く感じたのでした。
このラスト、信仰に篤い人には、どう、うつったのでしょうか。
それにしても、当時の精神病の治療法にはびっくり。あれで、いったい治療効果があったのか、なかったのか??どっちにしても、相当辛そうなシーンでした(T_T)。
あとは、コンゴで働く医師役のピーター・フィンチが、ワイルドで、ステキでした〜(笑)。
(2014,01,04)
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