なくもんか　　　　　　 ２００９年　日本 　　　 ＜監督＞水田伸生 ＜キャスト＞阿部サダヲ , 瑛太 , 竹内結子 , 塚本高史 , 片桐はいり , カンニング竹山 , 陣内孝則, 光石研 ＜ストーリー＞ 裕太（阿部サダヲ）は、子供の時に父親に捨てられ、東京下町の商店街の夫婦に大切に育てられた。そして、顔も知らない弟の悠介（瑛太）は、お笑い芸人として、大成功を収めていた・・・。　 ＜感想＞ 　「舞妓 Haaaan!!!」の脚本・宮藤官九郎、監督・水田伸生、主演・阿部サダヲが、再び結集して作った下町人情コメディーです。 宮藤官九郎の作品は、面白いんだけど、話が長くて、最後までこちらのテンションがもたず、いつも疲れ果ててしまうのですが、この作品は、最後までちゃんと見ることができました(^▽^)。 その理由は、やっぱり阿部サダヲかな。さすがに芸達者！！ それに、彼の演技のテンションの高さが、いつも通りすごい！ホントにすごい！！ この役は、おそらく、彼しか演じられないでしょうね〜(^▽^)。 物語の中で、いろいろな不幸に見舞われる彼ですが、その不幸をどうにかやり過ごし、そして、どんな時も怒ることもなく、常に笑顔で、人生を生き抜いてゆく。 何もそこまで・・・と思いながらも、こんなに人のいい彼のことを、とても愛おしく思えてきます。 そんな彼のもう一つの顔の部分は、ちょっと唐突感がありましたが、確かに、あんな事でもないと、人間、やっていられないよなって思いますねぇ。 終盤の感動部分？！は、都合のいい展開になっていて、どうなんだろう？？って感じもしました。 キャストは、豪華で、見ていて楽しかったです。 主演の阿部サダヲは、もちろん当たり役ですが、妻役の竹内結子も、なかなか好かったです。 彼女のあの主張、そして、あの几帳面さ、成る程、そういうことか！と納得でした(^▽^)。 それにしても・・・やっぱり・・・ハムカツ食べた〜〜い！(*^o^*)。(2014,11,24)