ニュー・ワールド  |
２００５年 アメリカ アドベンチャー・伝記・歴史・ロマンス 
＜監督＞テレンス・マリック
＜キャスト＞コリン・ファレル , クオリアンカ・キルヒャー , クリストファー・プラマー , クリスチャン・ベイル , デヴィッド・シューリス , ジェイミー・ハリス , ノア・テイラー , ベン・チャップリン , ジョナサン・プライス
＜ストーリー＞
1607年、イギリスの船が、北アメリカのヴァージニア近辺に辿り着いた。その地に定住しようと考えたニューポート船長（クリストファー・プラマー）は、反乱罪で捕らえられていたジョン・スミス（コリン・ファレル）を解放し、先住民との交渉役に任命する。奥地に向かったスミスは、先住民に捕らえらるが、王の娘、ポカホンタス（クオリアンカ・キルヒャー）が、彼の命を助け、二人の間にはいつしか愛が芽生えるのだった・・・。
＜感想＞
ディズニーアニメの「ポカホンタス」は、まだ未見で、名前だけは知っていましたが、こういうお話だったんですね〜。アメリカの建国神話だそうです。神話といっても、実話なのだそうで、いったいどっちなんだ？！(^^;。
監督は、「天国の日々」、「シン・レッド・ライン」のテレンス・マリック。監督を知らずに映画を見始めたのですが、なるほど、いかにもこの監督の映画でした。
静かで、人と自然との調和を感じさせる映画です。セリフも少なく、ほとんど独り言のようなナレーションが続きます。そんなわけで、気を抜くと、すーーっと眠りに落ち込んでしまいそうになりました(^^;。
最初にも書いたとおり、アニメにもなるように、ストーリーとしては、面白い話なのですが、この監督の手にかかると、ストーリーの面白さは、どこかに行ってしまいます。メインの３人の心象風景が丁寧に描かれているので、そこがいいのだとも言えますが、私は、この映画、もっとアクション大作的な映画にした方が良かったような気がします。
アメリカの人は、この話をよく知っているのでしょうから、手を変え品を変えて、いろいろな方向から見てみたいのかもしれませんねぇ。でも、初めて見た私は、普通に見たかったです(^^)。
とはいえ、前半の、イギリス人が初めて先住民と接触するときの双方の緊迫感や、彼らの交流、そして、先住民の生活風景などは、とても興味深く、面白く見ることが出来ました。
主演は、コリン・ファレル。久しぶりに彼を見ましたが、この役がよく似合っています。野性的で、心優しい彼、素敵でした(^^)。
ヒロインは、なんと１５歳の新人、クオリアンカ・キルヒャーです。しっかりした顔立ちで、１５歳にはちょっと見えないのですが、素朴で、新鮮な雰囲気が、良かったです。個人的には、親戚の女の子によく似ていて、とても親近感が持てました(^^)。
そして、後半出てくるのが、クリスチャン・ベイル。ひやぁ〜、彼は、こういう役、こういうファッションが、メチャ似合いますね〜〜。役としては、ちょっと損な役回りなのですが、ちゃんと存在感を感じさせるところがさすがでした(^^)。(2008,01,27)
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