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ナイト・ウォッチ NOCHNOI DOZOR      


2004年 ロシア アクション・ファンタジー・ホラー・スリラー   

<監督>ティムール・ベクマンベトフ
<キャスト>コンスタンチン・ハベンスキー , ウラジーミル・メニショフ , マリア・ポロシナ

<ストーリー>
太古の昔から、人間でありながら特殊な能力を持つ異種と呼ばれる者たちがいた。彼らは光と闇に別れ、激しい戦争が続いていたが、ある時、光の王ゲッサー(ウラジーミル・メニショフ)と闇の王ザヴロン(ヴィクトル・ヴェルズビツキー)は、休戦協定を結んだ。1992年のモスクワ、妻(マリア・ミロノーワ )に逃げられた青年アントン(コンスタンチン・ハベンスキー)は、呪術使いのシュワルツ夫人を訪ねて、妻を取り戻そうとしていた・・・。

<感想>
ロシア映画というのは、「父、帰る」「大統領のカウントダウン」ぐらいしか見ていませんが、これは、今までのロシア映画とは、全く違うジャンルで、まるでハリウッド製の映画のように、凝った映像の作品でした。ロシア本国でも、今までの興行成績を塗り替える大ヒットだったらしく、ロシアの人たちも、こういうスタイリッシュな娯楽作品を待ち望んでいたということでしょう。
とはいっても、日本では、あまり評判がよろしくなかったようですねぇ。私は、とても楽しめたのですが・・・(^^)。

映像は、なかなか凝っていて、見応え十分。太古の異種同士の戦いもダイナミックですし、現代に舞台が移っても、大人のためのダークファンタジーとして、面白い映像が多かったです。
原作は、セルゲイ・ルキヤネンコのベストセラー小説ということで、本で読んでも面白そうです。特殊能力、光と闇、ヴァンパイヤ、呪術、不幸を呼ぶ女、そして、父と子。ほら、いかにも面白そうでしょう?!(^^)。
ストーリーは、まさしく、因果応報。原因があって、結果がある、という話です。不幸の女の原因は、ちょっとあっけなかったように思いましたが、もっと深い話が、これから出てくるのでしょうか。

総制作費は400万ドルというので、特別膨大な、お金がかかっているわけではないのですが、いい効果が出ているように思いました。
また、これは、3部作の映画になるそうで、本国ロシアで、大ヒットした実績が、更に続編の後押しをすることでしょう。出来上がるのが楽しみです。でも、日本でこんなに評判が悪いのでは、日本の公開は、どうなるんだろう?!(^^;。(2007,04,25)



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