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ニライカナイからの手紙 |
2005年 日本
<監督>熊澤尚人
<キャスト>蒼井優 , 金井勇太 , 南果歩
<ストーリー>
沖縄の竹富島で郵便局長の祖父(平良進)と2人暮らしの高校生、風希(蒼井優)。彼女の母親(南果歩)は、6歳の時に島を出てから、1回も帰ってこない。しかし、風希の誕生日に必ず、母からの手紙が届いていた。そんな彼女は、高校卒業後、祖父の反対を押し切って、東京で、カメラの勉強をし始める。東京は、母の手紙の消印のある街だった・・・。
<感想>
今、一番存在感があるなぁと思う女優さんの一人、蒼井優の主演作です。
舞台は、沖縄。自然がいっぱいの風景と、あの特有な優しい言い回しが、本当にいいですね〜。なんだか、見ているだけで、心が、ふっと軽くなるような気がします。村の人たちも、みんなが、まるで家族のようでした。
その自然がいっぱいで、優しい人々の中に住んでいた風希が、たった一人で、母親のいる東京に出て行きます。
大丈夫なの?と、思わず、母親か、お姉さんになった心境で、見てしまいました。
たった一人で、飛行機に乗り、電車を乗り継いで、見知らぬ街に行く・・・。大阪の中で隣の区に行くのでさえも、道に迷ってしまう私には、考えられない行動力!
しかも、知った人のいない環境で、一人で働くなんて、想像しただけで、心がささくれてしまいそうな気がします。
でも、風希ちゃんは、頑張るんですよね〜、偉いなぁ。
結末は、途中で、分かってしまったし、既視感もありましたが、何しろ、蒼井優ちゃんが出ているというだけで、目が離せませんでした。彼女には、いくら見ても見飽きない魅力がありますねぇ。
ラストは、少々しつこすぎて、出ていた涙も、途中で渇いてしまったのですが、彼女のぽろぽろ流す涙が、また、悲しみを甦らすようでした。
島民の中に、いまだに、家族のような一体感があり、風希が竹富島に帰ったときに、村中の人たちが、色々な物を持ってくるところなど、なんとも、心が温かくなりました。(2006,08,14)
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