舟を編む |
2013年 日本
コメディー・ロマンス
<監督>石井裕也
<キャスト>松田龍平 , 宮崎あおい , オダギリジョー , 池脇千鶴 , 鶴見辰吾 , 麻生久美子 , 小林薫 , 黒木華
<ストーリー>
1995年。玄武書房に勤める青年・馬締光也(松田龍平)は、近々定年退職する荒木公平(小林薫)の代わりに、辞書編集部に転属となった。辞書編集部は、新しい辞書『大渡海』の編纂作業中で、完成まで、何年もかかる仕事を続けていた・・・。
<感想>
2012年本屋大賞第1位の、三浦しをんさんの同名ベストセラー小説の映画化作品です。
辞書を作る・・・なんて、今まで考えたことも無かったですが、改めて考えてみると、途方もなく大変そうで、気が遠くなりそうでした(^▽^)。
すなわち、辞書作成の仕事は、”地道”そのもの。
日本にあふれかえっている言葉を一つ一つ拾い集めて、リストにし、他の辞書と比較しながら、新しくその意味を付け加えてゆく・・・。
「あ」行だけでも、気が遠くなります(^_^;。
今使っている辞書は、みんなそのような地道な作業の積み重ねで作られ、私たちにとって、無くてはならない存在となったわけです。
皆様、ご苦労様でした(^▽^)。
そんな仕事に、主人公、馬締光也は、ぴったりで、彼が適任でないというなら、適任者なんて、いるわけない!ですね。
ただ、今は、辞書を繰るよりも、ネットで調べてしまうことの方が、圧倒的に多くなっていて、彼らの、語句や辞書の紙に至るまでのこだわりを、きちんと受け止められないでいるなと、ちょっと寂しい気持ちもしてしまいました。
主演の松田龍平は、生真面目で気弱な馬締光也を、ちょっとコミカルに演じていて、好演でした。(2013,04,29)
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