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バロン      


1989年 アメリカ アクション・アドベンチャー・コメディー・ファンタジー

<監督>テリー・ギリアム
<キャスト>ジョン・ネヴィル , サラ・ポーリー , ジョナサン・プライス , ロビン・ウィリアムズ , ユマ・サーマン

<ストーリー>
18世紀ドイツ。トルコ軍と戦うドイツの街は、今にもトルコ軍に占領されそうだった。そんな時現れたのが”ほら男爵”のバロン・ミュンヒハウゼン男爵(ジョン・ネヴィル)。男爵は、街を救うために、気球を作って街から脱出し、街の劇団の少女(サラ・ポーリー)とともに、男爵の昔の仲間で、超人的な男たちを集めるため、まず、月の王国へと向かう・・・。

<感想>
”ほら男爵”として有名な、バロン・ミュンヒハウゼン男爵が主人公の、奇想天外なファンタジーです。
・・・と言っても、私、ほら男爵、知りませんでした(^^;。
なんでも、バロン・ミュンヒハウゼンという人物が、18世紀に実在したそうで、彼が、周りの人たちに、ほらの冒険談を語ったものが、後に、いろいろな人の手によって「ほら男爵の冒険」として出版されたらしいです。

この映画は、そんなほら男爵の”その後”の話です。
すっかり有名になったほら男爵、彼の話は、演劇として舞台にもなり、大ほらふきの物語として、大衆の人気者になっていた・・・。しかしその時、ドイツの街は、トルコ軍に囲まれ、絶体絶命のピンチ!そんな時現れたのが、あの、ほら男爵本人だった・・・!!という話です。

ほら男爵の仲間である、足の速い韋駄天、怪力、千里眼、そして小さな音も聞こえ、すごい肺活量の持ち主の小人と、超人も続々登場。彼らにまつわる奇想天外の物語が次々と展開して、飽きることがありません。
映像も、凝りに凝っていて、手抜きの跡のない豪華さ。さすがギリアム監督。
ただし、お金を掛けすぎて、大赤字だったらしいですねぇ(^^)。

キャストも、いいですよ。
男爵と一緒に冒険の旅に出る少女は、なんと、9才のサラ・ポーリー。可愛いし、うまい!彼女は、天才子役少女だったんですね〜〜(^^)。
ヴィーナスとして男爵を夢中にさせるのは、19才のユマ・サーマン。綺麗〜〜!(^^)。
他にも、不気味なロビン・ウィリアムスとか、見所満載です(^^)。

今どきのファンタジーとは、ひと味もふた味も違うファンタジーを見たい方は是非どうぞ!(^^)。(2009,03,15)



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