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バーニー みんなが愛した殺人者      


2011年 アメリカ (BERNIE)
伝記・コメディー・犯罪   

<監督>リチャード・リンクレイター
<キャスト>ジャック・ブラック, シャーリー・マクレーン, マシュー・マコノヒー

<ストーリー>
アメリカの田舎町で、葬儀屋の助手をしているバーニー(ジャック・ブラック)は、人柄が良く、町一番の人気者だった。そんな彼が、町の嫌われ者マージョリー(シャーリー・マクレーン)に気に入られ、彼女の世話係となった・・・。

<感想>
アメリカで実際に起こった事件の映画化作品です。

葬儀屋の助手をしているバーニーは、とても親切で誰にでも優しく、歌も上手な町の人気者だった。
そんな男が、突然、”殺人者”として逮捕された・・・。

前半は、ゆっくりと丁寧に、バーニーの人柄や、彼に対する町の人々の賛美が描かれています。
一方、金持ちだが嫌われものだった被害者・マージョリーのことも、どうして人々に嫌われたのかが、よく分かるように描かれていました。

そして私も、見ているうちにいつしか、バーニーのことが好きになって、彼の無罪を願ってしまうのでした。
あんなにいい人がそんなことをするはずがない。もしもしたとしても、よっぽどのことがあったから・・・。
そんな気持ちになっていきました。
でも、ひょっとすると、そこがこの映画の怖いところなのかもしれません。
もしかすると、バーニーは、全てを計算ずくだったのかもしれないし。
それにしては、事件の後の行動が謎ですが・・・(^_^;。

エンドロールには、主演のジャック・ブラックが、バーニー本人と面会しているシーンがありました。
そして、彼の住んでいた町の住人・・・実際の住人か?・・・の証言シーンもあり、今でも、みんなバーニーが好きなのでした。

ジャック・ブラックは、いつもニコニコしていて、歌が上手なバーニーさんを好演しています。
また、シャーリー・マクレーンの嫌われ老婆っぷりも最高でした(^▽^)。(2020,08,09)



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