ブラック・ダリア          |  
  
2006年 アメリカ 犯罪・ミステリー・スリラー    
  
<監督>ブライアン・デ・パルマ  
<キャスト>ジョシュ・ハートネット  ,   アーロン・エッカート  ,   スカーレット・ヨハンソン  ,   ヒラリー・スワンク  ,   フィオナ・ショウ   ,  ローズ・マッゴーワン 
  
<ストーリー> 
ボクサーとして対戦したことのある、ロサンジェルス市警のバッキー・ブライカート(ジョシュ・ハートネット)とリー・ブランチャード(アーロン・エッカート)は、ある男の張り込み現場近くで、腰で切断された女性の死体に遭遇する。このセンセーショナルな事件は、世間に大きく報道されるが、リー捜査官もこの事件にのめり込んでゆくのだった・・・。
  
<感想> 
この映画、分かりにくいという話をチラッと聞いていたので、最初から慎重に見ていたのですが、やっぱり、途中で、分からなくなってしまいました(^^;。 
見終わって、この映画のオフィシャルサイトの解説を読んで、ああ、そういう話だったのかと、やっと分かる始末。う〜〜ん、ちょっと悲しかったです(T_T)。 
同じ原作者の作品、「LAコンフィデンシャル」にしても、1回見ただけでは、分かりにくかったので、こういう複雑な物語を好んで書く作家なのかもしれません。
  
というわけで、最初、気合いを入れて二人のボクシングの話を一生懸命見ていたのに、これなんて本筋に、全く関係なかったわけで、ガックリしました。こんな所に時間を掛けずに、もっと事件の本質をきちんと整理して、観客がもっと納得できる、分かりやすい映画を作るべきですねぇ。 
結局は、もう1〜2回映画を見るか、原作を読むかしないと、スッキリしないようですが、それほど面白い映画でもないので、解説だけ読んで良しとしましょうか。 
だいたい、実際に事件のあったアメリカでも、この映画は評判が良くなかったようなので、そんな事件があったことさえ知らない日本人が見ても、面白いわけがないのかもしれません。
  
ただ、キャストは、豪華で、見応えありました。ジョシュもアーロン・エッカートも良かったです。残念なのは、ヒラリー・スワンクが、ブラック・ダリア嬢を演じなかったことでしょうか。二人の絡みはほとんど無いわけで、彼女が演じなかった理由がよく分かりませんでした。 
スカーレット・ヨハンソンは、相変わらず、美しく、年の割に妖艶なのですが、今回の役は、思わせぶりすぎて、ちょっと惜しかったかな・・・。(2006,11,15)
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