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墨攻           |  
  
2006年 中国・日本・香港・韓国 アクション・歴史劇    
  
<監督>ジェィコブ・チャン  
<キャスト>アンディ・ラウ  ,   アン・ソンギ  ,  ファン・ビンビン
  
<ストーリー> 
紀元前370年頃の戦国時代の中国。梁国は、大国、趙の大軍が押し寄せ、落城の危機にあった。梁国王の望みの綱は、助力を要請した墨家の救援部隊だったが、やってきたのは、墨家の革離(アンディ・ラウ)ただ一人だった・・・。
  
<感想> 
墨家の思想というのは、初めて知りましたが、なかなか面白い話でした。 
要するに彼らは、戦乱の世を憂い、大国の侵略から国々を守ろうとした集団と言うことでしょうか。ただ、その考えは、戦国時代においては、理想論であり、また逆に、戦国時代でしか存在し得ない集団と言うことでしょうかねぇ。
  
それにしても、戦国時代というのは、全てにおいて、混沌とした時代ですねぇ。 
国と国とが戦い、領地を広げる一方で、国の内部にも、火種は尽きず、味方が敵になり、敵が味方になる・・・。 
そんな時代の壮大な物語が、この映画では、比較的分かりやすく描かれていました。 
こういう戦争物で、私が一番困るのは、敵味方が入り交じると、どっちがどっちなのか分からなくなることですが、この映画は、その点、良くできていて、分かりやすかったのが、うれしかったです(^^)。
  
ラストになると、話は、ますます混沌となり、どうして、こうなるのか?なんでこの結果なのか??と、ちょっと戸惑いましたが、戦国時代とは、実際、こういうものだったのかもしれません。
  
主演のアンディ・ラウは、この映画の彼が、今までで、一番よかったです。こういう、朴訥とした、孤高の戦士という設定、彼にピッタリで、とっても素敵でした〜(^^)。 
趙の大軍を率いる巷淹中は、韓国のダンディーなおじさま、アン・ソンギ。彼のあの暖かみのある理知的な顔は、映画をピリリと引き締めますね〜。(2007.02.13)
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