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ブレードランナー ファイナル・カット |
2007年 アメリカ(BLADE RUNNER: THE FINAL CUT)
アクション・SF・スリラー
<監督>リドリー・スコット
<キャスト>ハリソン・フォード , ルトガー・ハウアー , ダリル・ハンナ
<ストーリー>
2019年。ロサンゼルスは、東洋と西洋の文化が入り乱れ、様々な人々がうごめいていた。また、人類は、宇宙に進出し、宇宙での危険な労働は、レプリカントと呼ばれる人造人間が従事していた。しかしレプリカントたちは、いつしか感情を持ち始め、人間は、彼らに4年という生存期限を設定する・・・。
<感想>
SF映画として、多くのファンを持つ1982年製作の「ブレードランナー」を、リドリー・スコット監督自らが新たに再編集し、デジタル修正も加えた作品です。
私も、ディレクターズカット版は、大昔に1度見たことがあって、その時は、なんと爆睡してしまったのですが、今回再挑戦してみました。
当時としては、37年後の世界。
そう思うと、なかなかすばらしい世界観です。
普通、近未来というと、スッキリと、幻想的な世界が広がるイメージの映画が多い中、
この作品の、このごちゃ混ぜ感は、どうでしょう!!(^^;。
西洋と、東洋が混じり合った混沌とした世界。
もし、近未来がこんなになってしまうのなら、勘弁して欲しい・・・。
もしあの雨が、酸性雨だというのなら、環境のことも、もっと必死に考えたりしそうです(^^;。
人間と、人間そっくりに作られた者たちとの葛藤の物語です。
果たして人間とは、ここまで愚かだろうか・・・。
と考えてしまいます。
作った側でさえ、人間か人間でないかが容易に判断できないなんて・・・。
でも、現実でも、人型ロボットを作り、いかに人間そっくりに出来るかが競われている時代ですからねぇ。
どうせ作るなら、人間の欠点を除去したような形、
従事させる作業に特化した形のロボットだけを作ればいいようなものなのに・・・。
自分の姿に似せたがるのは、人間の性なんでしょうか。
そして、もしロボットに感情が生まれたとしたら、
それを勝手に処分なんか出来るものなのでしょうか??
そこから派生したSF作品の多いこと!
再挑戦した映画ですが、それなりに新たな発見があって、面白かったものの、それほど大感激するというわけでもありませんでした(^^)。
ただ、やはり、未来世界の構築は、リドリー・スコットらしい感じが出ていて、凄いなぁと感じましたけど。
それから、印象的なのは、存在感のある女優さんたち。
最後の方で、ハリソン・フォードと戦った女性レプリカントは、ダリル・ハンナだったの?!と、びっくり(^^)。(2010,04,24)
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