ブルックリン　　　　　　 ２０１５年　アイルランド・イギリス・カナダ　（BROOKLYN） ロマンス　　　 ＜監督＞ジョン・クローリー ＜キャスト＞ シアーシャ・ローナン , ドーナル・グリーソン , ジム・ブロードベント , ジュリー・ウォルターズ , ノラ＝ジェーン・ヌーン , エヴァ・バーシッスル ＜ストーリー＞ アイルランドに住むエイリシュ（シアーシャ・ローナン）は、姉の紹介で、アメリカへの切符を手に入れる。アメリカで生活を始めた彼女だが、慣れない土地で、ホームシックにかかってしまう・・・。 ＜感想＞ 祖国アイルランドから、アメリカへ可能性を求めて渡った女性の物語です。 この時代のアイルランドがどんな状態だったかは知りませんでしたが、映画を見ていると、徐々に分かってきました。 優秀な女性でさえも、仕事は、週一の食料品店のアルバイトだけ。しかも、そこの店主ときたら、性格の悪いガミガミおばさん(T_T)。 でも、悪いことがあれば、いいことも少しはある、ということが、ラストに分かります。 中盤以降は、アメリカに渡った彼女の生活が、描かれます。 まるで、彼女の母親になったような気分で、少々ハラハラしながら見ていたのですが、だんだんと彼女の顔つきが明るく、洗練されてゆくのが分かって、一安心。 でも、後半には、もう一波乱が・・・(^_^;。 主演は、実力派若手女優のシアーシャ・ローナン。 若い女性の揺れる気持ちを、安定した演技で、しなやかに、演じていました。(2018,04,15)