バグジー |
1991年 アメリカ 伝記・犯罪
<監督>バリー・レヴィンソン
<キャスト>ウォーレン・ビーティ , アネット・ベニング , ハーヴェイ・カイテル , ベン・キングズレー , ジョー・マンテーニャ , エリオット・グールド
<ストーリー>
30年代のNY。ギャングとして名を馳せていたベンジャミン・・シーゲル(ウォーレン・ビーティ)。通称バグジーは、ハリウッドでヴァージニア(アネット・ベニング)と出会い、恋に落ちる。その後、彼は、彼女と行った砂漠の町で、突然、あるプランを思いつき、その夢に向かって、全精力を傾けるのだった・・・。
<感想>
ラスベガスを作った実在のギャング、ベンジャミン・・シーゲル=バグジーの半生を描いた作品です。
見る前は、そんなことを知らなかったので、話が進むにつれて、本当に驚きました!!
あのラスベガスを作ったのが、ギャングたちだったとは!!
映画の方は、出だしで、ちょっと躓き(つまずき)そうでした。最初から、ある程度情報を入れていたら、すんなり映画の中に入れたのでしょうけれど、バグジーって、いったい誰?!って感じだったので、ついて行くのが大変(^^;。
しかし、だんだんと話が分かってくると、バグジーという人のエネルギーに、圧倒されました。
圧巻なシーンが、娘の誕生日の夜です。困難な問題を複数抱えながら、一人奔走する姿を見て、「きっと、血圧高いんだろうなぁ」と、ふと思いました〜(^^)。
それにしても、彼のあだ名バグジーって、「虫けら」とか「狂気の」っていう意味なんですね。そんなあだ名を本人が嫌うの当たり前で、それをギャングである本人の前で言うなんて、信じられませんねーーー(^^;。
だだっ広い砂漠の町に、豪華なホテルと、賭博場を開くというのは、すごい発想です。
あの彼の思いつきがなかったら、今のラスベガスはなかったのかもしれないんですね〜。 そして、それは、その夢の実現に向けてひたすら走る続ける彼がいたからこそ達成できたことなんでしょう。その先見の明には、脱帽です。
ただ、あまりにも、お金に関して、よく言えば、おおらか、悪く言えば、丼勘定。
それまでの彼は、金の収支にひどく細かく、裏切りを決して許さなかったのに、壮大な計画の前に、自分を失ってしまったんでしょうか。
とはいえ、私も、大きな金額が字幕に出てくるので、ちょっと金銭感覚が麻痺してしまいましたが・・・。
バグジーの恋人役に、アネット・ベニング。美しいです。この映画で、ウォーレン・ビーティと彼女は、恋に落ちて結婚しました。俳優さんは、この手の結婚が多いけど、彼らは、未だに続いてる、数少ない成功例でしょうねぇ。
映画自体は、後半が、こういう話になるのを知らなかったせいで、驚きと、ちょっとした感動がありましたが、前半は、話がダラダラしていたのか、時間がすごく長く感じて、退屈してしまいました。だから、この映画が果たして、面白かったのか、つまらなかったのか、自分でもよく分からないのでありました(^^;。(2006,06,14)
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