ブリット：シネマチェック：

ブリット　　　

１９６８年　アメリカ　アクション・犯罪・スリラー

＜監督＞ピーター・イエーツ
＜キャスト＞スティーヴ・マックィーン , ジャクリーン・ビセット , ロバート・デュヴァル

＜ストーリー＞
仲間を裏切ったギャングのジョニーは、上院議会で証言するために、サンフランシスコで警察の監視下におかれた。彼の警護を担当したのは、敏腕刑事ブリット（スティーヴ・マックィーン）だったが、ギャングに襲われて、ジョニーは、殺されてしまう。ブリットは、彼を殺した犯人をおびき寄せるため、ジョニーが、まだ生きているかのようにして、罠を仕掛けるのだが・・・。

＜感想＞
去年、”スティーブ・マックィーン”デビューした私の、マックィーン３作目です。この「ブリット」っていう映画も、有名ですよね～～。私も、題名だけは知っていて、いつか見たいと思っていました。

ほとんど説明のない映画なのですが、ただただひたすらマックィーンが渋く、ブルーの瞳が素敵です。
証人を殺し、同僚を傷つけた二人組犯人を、ひたすら追い続けるカーチェイスも、サンフランシスコの坂道をフルに使って、迫力ある映像に仕上がっています。このシーンは、実際にマックィーンが運転していたとも聞いたことがあります。車に興味のある人には、堪（こた）えられないシーンなのでしょうね～～。

でもですねぇ、映画としては、説明が極端に少ないせいで、ストーリーがよく分からず、結局繰り返して２回見てしまいました。人物像も、まるで、続編映画のように、唐突に描かれていて、びっくりさせられます。彼女との関係はいったい・・・？!
ブリットの行動にしても、独りよがりで、とても刑事の行動とも思えません(^^;。

今の映画のように、説明過多で、見栄えばかりのアクションとは、対極をなしているような映画です。
それは、それで、いいのですが、なんだか私には、今ひとつ、ピンときませんでした。
う～ん、この映画の良さを分かるには、もう少し、映画修行が必要のようですねぇ・・・(^^;。

それにしても、このジャケット写真→かっこいいですね～～(^^)。
そうそう、ちょい役で、ロバート・デュバルも出演していました。(2007,07,28)

★今までに見たスティーブ・マックィーン出演作品★

1972年　　ゲッタウェイ
1963年　　大脱走　