ビザンチウム          |  
  
2012年 イギリス・アイルランド (BYZANTIUM) 
ファンタジー・ホラー   
  
<監督>ニール・ジョーダン 
<キャスト>	ジェマ・アータートン	,  	シアーシャ・ローナン	,  	ジョニー・リー・ミラー	,  	トム・ホランダー,  サム・ライリー	
  
<ストーリー> 
16歳のエレノア(シアーシャ・ローナン)は、ある宿命を背負っていた。そんな彼女は、8歳年上のクララ(ジェマ・アータートン)と海辺の町の閉鎖されたホテルに身を寄せる。その地でエレノアは、難病の青年フランク(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)と出会って、恋に落ちるが・・・。
  
<感想> 
ある秘密を持つ少女、エレノアとクララの物語です。 
その素性は、映画の紹介を見れば書かれていることなので、すぐ分かるのですが、知らない方が、より衝撃度が高いかと思います。
  
エレノアとクララの性格と、生き方は、対照的でした。 
それは、彼女たちの出自や、経験から培われてきたものでしょうが、エレノアのそれは、あまりにも、正直で、純粋過ぎて、見ていて、危ういというか、痛々しいというか、それじゃ、やってゆけないでしょうという感じでした。 
その点、クララは、生命力にあふれ、力強いです。
  
この種類の映画としては、今までの常識とは、違う面が色々あり、それはそれで、身近に感じられて面白かったです。
  
映画は、青を基調とした色調で、その体温を感じるように、ちょっと寒々とした印象です。 
そして、冒頭は静かに始まり、ラストは、爆発的でした。
  
エレノアを演じたのは、シアーシャ・ローナン。 
彼女、すっかり大人びた、美少女になっていました。 
クララ役はジェマ・アータートン。 
ケバくて、エレノアと表裏関係の立ち位置であることがよく分かりました。(2015,08,22)
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