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ぼくのエリ 200歳の少女 |
2008年 スウェーデン
ファンタジー・ロマンス
<監督>トーマス・アルフレッドソン
<キャスト>カーレ・ヘーデブラント , リーナ・レアンデション
<ストーリー>
ストックホルム郊外の小さな町に住む12歳のオスカー(カーレ・ヘーデブラント)は、学校で、同級生にいじめられていた。そんなある日、彼の隣の家に、同じ年頃の女の子エリ(リーナ・レアンデション)が引っ越してくる。夜の公園で、会うようになった二人は、お互いに惹かれ合うのだが、彼女には、ある秘密があった・・・。
<感想>
全編、静かに進行する映画だっただけに、ラストの衝撃から、しばらく立ち直れませんでした。
描かれているのは、異形の世界。
ハリウッド映画ならば、もっと派手に、すごいことになるはずの所を、
むしろ、美しく、そして、哀しく描いています。
いろいろな形で描かれてきたこのジャンルですが、
これは、今までのものとは、全く違いますね。
どの世界にも、属せない彼女と彼の物語です。
ラストは、
こうして、彼女は、今まで生きてきた。
そして、これからも、こうして生きてゆく。
ということを、暗示しています。
なるほど、そうなんだ、そういうことなんだと、改めて感じました。
彼らの生きてゆく、ただ一つの手立ては、これしかないんですね〜。
”彼女”と書きましたが、これも、微妙な話があるようで。
その辺りも、想像をたくましくして見ると、なかなか奥が深いです。
これは、原作もすばらしいのでしょうね。
読んでみようかな。
なんだかんだ書きましたが、なるべく予備知識を入れずに見たほうが、楽しめるかと。
エリ役のリーナ・レアンデションが、なかなかいいのよ。
あ、女の子なのね(^^)。(2011,03,09)
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