ハッスル&フロウ          |  
  
2005年 アメリカ 犯罪・音楽    
  
<監督>クレイグ・ブリュワー 
<キャスト>テレンス・ハワード ,   アンソニー・アンダーソン ,   DJクオールズ ,  タラジ・P・ヘンソン	
  
<ストーリー> 
アメリカ、メンフィス。車で売春の客引きをするDジェイ(テレンス・ハワード)。彼も若い頃は、ラッパーになる夢を持っていたが、今は、生活に流されるだけ。そんなある日、同じ地区出身のスキニー・ブラック(リュダクリス)が、ラッパーとして大成功を収めた姿をTVで見て、自分の夢を再び叶えようとするが・・・。
  
<感想> 
最下層に生きる男が、もう一度自分の夢を叶えようとする物語で、主演のテレンス・ハワードが、アカデミー主演男優賞にノミネートされた作品です。 
テレンスは、主役のDジェイになりきって、ラップも自ら歌っています。
  
誰でも、若い頃には、夢も希望もあったはずなのに、いつの間にか、周りと同じ色に染まって、流されていることにも気がつかなくなるのかもしれません。気がついても、自分の才能の限界を感じて、諦めてしまうことも多いのでしょう。 
でも、この映画の主人公、Dジェイは、もう一度、その夢にむかって走り出します。 
そのきっかけは、同郷のラップスターであり、その協力者は、幼なじみや、その友人、そして、彼の身の回りの彼を応援する人たち。 
彼らがいたことは、彼にとって、とてもラッキーでした。
  
自分の夢を叶えるエネルギーやパワーをいったん失ってしまうと、それを取り戻すには、容易なことでは、ないのでしょうけれど、もう一度だけ頑張ってみようと思う気持ちこそが、全てを可能にする原動力なのかもしれません。
  
この映画の撮影時、テレンスは、35歳ぐらいでしょうか。ラップの新人としては、もうトシなのですが、よく頑張って、体全体で、ラップしています。見ているこちらまで、一緒にラッパーになったような気分で体が動いてしまいました。。 
彼以外の出演者も魅力的でしたが、一番目を引いたのが、「スモーキン・エース 暗殺者がいっぱい」で、女暗殺者の一人になっていたタラジ・P・ヘンソン。この映画では、Dジェイの妊娠中の愛人?の役です。そんなに美人ではないですが、存在感ありますね〜〜。今回は、歌も歌って、美声を聞かせてくれました。(2008,06,14)
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